竜宮城は二つあった ウミガメの回遊行動と生活史の多型 フィールドの生物学

畑瀬英男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784486021049
ISBN 10 : 4486021045
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
追加情報
:
230p;19

内容詳細

砂浜で助けたアカウミガメ産卵個体の背中に乗って辿り着いた竜宮城は一つではなかった。日本人には馴染みの深い浦島太郎伝説。

目次 : 第1章 アカウミガメの竜宮城を求めて―和歌山県南部町と屋久島(発端/ ウミガメという生き物 ほか)/ 第2章 アオウミガメの竜宮城を求めて―小笠原諸島(一千キロメートル南の東京都、小笠原村/ 台風襲来 ほか)/ 第3章 アカウミガメの二つの竜宮城―その原因(餌場での潜水行動/ エネルギー収支と回帰間隔 ほか)/ 第4章 アカウミガメの二つの竜宮城―その結果(餌場が繁殖特性に及ぼす影響/ 産み出す子ガメの数の数値化 ほか)

【著者紹介】
畑瀬英男 : 1973年兵庫県生まれ。1996年北海道大学農学部畜産科学科卒業。2002年京都大学大学院農学研究科博士後期課程応用生物科学専攻修了、博士(農学)。日本学術振興会特別研究員DC1及びPD等を経て、東京大学大気海洋研究所在籍。2013年「ウミガメ類の回遊生態と生活史に関する研究」で日本水産学会水産学奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • tom さん

    東海大学出版会のこのシリーズ、順番に読み進めていて、今回はウミガメの話。研究者という人たちは、「何の役に立つのか」という普通の人からの疑問に、ある種の背徳感を感じながら研究を進めてるらしい。「何かの役に立とうと思ってやっているわけではない。何か面白そうだからやっているのが実情だ。学問って本来そういうものだろう。開き直りが肝心である。・・こうして本を出版することで、読者の知的娯楽に貢献しているのかも」などと著者は、書いていて、この書きっぷりが面白い。

  • Hiroki Nishizumi さん

    いかにも学者、あるいは研究者らしい文章と内容。面白く読めた。

  • キャリー さん

    フィールドの生物学のシリーズを読むのはこれで3作目。読んだことがあるのはどちらも昆虫の研究者の本だったためか、ウミガメの研究者はだいぶ毛色が違うように感じた。研究の内容についての文章は素人なものでちょっと集中できなかったけど、フィールドワークの様子は青春小説のようで面白かった。

  • hika さん

    竜宮城(ウミガメの餌場)が外洋と近海の2種類あるのではないかという仮説に、追跡調査、同位体測定等々の様々な手法で挑んできた生物学者の学生から現在の記録。やはりこの「フィールドの生物学」シリーズには「好き」に満ちた情熱があふれていてよい(あと、あんまりお金にならないこの種の生物学をやること、やり続けていくことへの奮闘もまたしかり)

  • くろじら さん

    産卵上陸したとき以外の生活がほとんど不明なウミガメの生態研究に挑んでいる著者の話.研究内容や成果はわかりやすく説明されていて,大型の個体と小型の個体がそれぞれ異なる生態を持つことを追求していく.途中のコラムで海外の学会に行った時の話なども書かれていて,痔になったりいろいろたいへんだなぁ,と思った(笑) あとがきでも著者自身が書いているが,擬音などを省いて淡々と書いているので,ちょっとあっさりしすぎている気もするが,それでも十分面白さが伝わってくる.

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畑瀬英男

1973年兵庫県生まれ。1996年北海道大学農学部畜産科学科卒業。2002年京都大学大学院農学研究科博士後期課程応用生物科学専攻修了、博士(農学)。日本学術振興会特別研究員DC1及びPD等を経て、東京大学大気海洋研究所在籍。2013年「ウミガメ類の回遊生態と生活史に関する研究」で日本水産学会水産学奨

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