基本情報
内容詳細
安楽死・尊厳死の問題は、生命倫理を語るうえで必ず議論の重要な対象となる。そこには、終末期における生命をめぐる、患者の自己決定権の限界、家族等近親者の判断の役割、意思決定能力のない患者の場合への対応等、終末期医療の極限の法的・倫理的問題点が凝縮されているともいえる。本巻は、国内外の動向を正確に見据えて、安楽死・尊厳死の問題点について多角的に考察した。
目次 : 安楽死・尊厳死をめぐる生命倫理の問題状況/ 哲学的観点から見た安楽死/ 安楽死・尊厳死とキリスト教―その歴史と基本思想/ 仏教から見た安楽死・尊厳死/ わが国における尊厳死運動―日本尊厳死協会の立場から/ 日本における積極的安楽死/ 日本における人工延命措置の差控え・中止(尊厳死)/ 医療現場からみた人工延命措置の差控え・中止/ 医師による自殺幇助(医師介助自殺)/ アメリカにおける尊厳死/ 欧州(イギリス・ドイツ・フランス)における安楽死・尊厳死/ オランダにおける安楽死・尊厳死/ 延命治療の中止に関する韓国大法院判決について/ 中国における安楽死の動向
【著者紹介】
甲斐克則 : 早稲田大学大学院法務研究科教授(刑法・医事法・生命倫理)。1954年生。九州大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学)。日本医事法学会代表理事、日本刑法学会常務理事、日本生命倫理学会理事
谷田憲俊 : 北斗病院在宅医療科部長。1949年生。弘前大学医学部卒業、ロンドン大学衛生熱帯病学大学院DTM&H修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ヒナコ さん
読了日:2022/05/01
犬養三千代 さん
読了日:2020/02/26
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人物・団体紹介
甲斐克則
早稲田大学大学院法務研究科教授、広島大学名誉教授。1982年九州大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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