ダニッチの怪 1 ラヴクラフト傑作集 ビームコミックス

田辺剛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784047374003
ISBN 10 : 4047374008
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
追加情報
:
212p;19

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • sin さん

    ページを繰っていく目前に展開される描写はもう映像の一場面だ!嘗て手塚治虫が映画にインスパイアされてそのコマ割りに表現として採り入れたより自然にラヴクラフトの創造した小説世界が映像と化して現れるようだ。ダニッチ郡区の描写の存在感しかり、ホウェトリイ家の住まいの空間描写、絶妙なバランスで描かれる謎の少年の人間離れした造形まで、本作は田辺の描くラヴクラフト作品の中でも最高傑作だと感じた。

  • 眠る山猫屋 さん

    云わずと知れたラヴクラフト原作のコズミックホラーをラヴクラフティアン田辺剛が劇画化。まさに劇画だぁ。1913年冬のマサチューセッツ州から始まる凄惨な物語。ホウェイトリイ家に孫が産まれたという噂。近親婚が重なる辺鄙な土地、邪悪な魔法を使うというホウェイトリイ一家。まずホウェイトリイという表記が嬉しいね。まぁこの孫ウィルバーが生意気且つ不気味。ま、四歳で読み書き出来ちゃうくらいだから生意気は仕方ないか。それにしても、表紙のネタバレ感が半端ない(苦笑)。【日本の夏は、やっぱり怪談 其の三 和洋折衷】持ち寄り

  • ぐうぐう さん

    セリフや擬音のない絵からは、当然なにも聞こえない。けれど、田辺剛が描く「ラヴクラフト傑作集」は違う。セリフも擬音もない場面は、一見静寂に満ちながら(その静寂さが極度の緊張を演出していながら)、遠くのほうで微かに地鳴りのような、あるいは何かの鳴き声のような、そんな音が(声が)聞こえてくるのだ。不穏を覚える読者の錯覚のようでいて、ラブクラフトの物語の呼び声のようでいて、そこには恐れしかない。田辺剛の画力だけが持つことを許された、それは力なのだろう。

  • 花乃雪音 さん

    1913年マサチューセッツ州ダニッチでアルビノのラヴィニアは父親が不明の息子ウィルバーを生む。そして彼は異様な速度で成長を遂げる。田辺剛の描くウィルバーの顔は何とも言えない不気味さを漂わせている。本巻最後のページに登場するウィルバーの容姿はいい引きになっている。

  • 餅屋 さん

    「信じる者は巣食われる」ラヴクラフト原作のコミカライズ▲マサチューセッツ州のうらぶれた町。この町の誰もがウィルバーの父親を知らぬと言う…▼表紙からして圧倒的な…。冒頭からアーミテイジ博士が登場!これは原作と違う展開⁉かと思いましたが、プロットをいじり年代順にしているだけで改変しているわけではないのですね。圧倒的な画力で描かれるニューイングランド、その片田舎で起こる出来事、原作の濃密過ぎる文章を丁寧に描写することで宇宙的恐怖が迫ってきます。「キョキョ」と鳴くホウィップァーウィルズが恐怖を呼ぶ…(2023年)

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人物・団体紹介

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田辺剛

1975年、東京生まれ。2001年に『砂吉』でアフタヌーン四季賞審査員特別賞(審査員かわぐちかいじ)を、2002年にマクシム・ゴーリキー原作『二十六人の男と一人の少女』で第4回エンターブレインえんため大賞佳作を、それぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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