空戦 飛燕対グラマン 戦闘機操縦十年の記録 光人社NF文庫

田形竹尾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784769824732
ISBN 10 : 4769824734
フォーマット
出版社
発行年月
2005年11月
日本
追加情報
:
16cm,441p

内容詳細

陸軍操縦員のマークを胸にした日から、孤独な操縦席に生命を託し、戦い続けた十年余の歳月―台湾沖航空戦における飛燕二機とグラマンF6三十六機との凄絶な空中戦―編隊戦闘でいかにして撃ち墜されることなく敵を墜とすか。ベテランパイロットだけが知る空戦法を見事に描く陸軍戦闘機隊エースの記録。

目次 : 大空へ巣立つ雛鷲/ 動乱の中国大陸/ 戦友の屍を越えて/ 炎熱のビルマ戦線/ 人間愛は国境を越える/ 楽土と地獄の台湾/ 戦う精鋭・第八飛行師団/ 二機対三十六機の死闘/ 第八飛行師団特攻隊/ 将兵、涙の武装解除

【著者紹介】
田形竹尾 : 大正5年5月、福岡県に生まれる。昭和9年1月、飛行第4連隊に現役志願兵として入隊。11年8月、熊谷陸軍飛行学校入校(60期)。12年2月、明野陸軍飛行学校入校。6月、大刀洗飛行第4連隊に帰隊。8月、華北、13年1月、華中航空撃滅戦に参加する。16年12月、陸軍准尉。17年3月、飛行第77戦隊に転属、ビルマ航空撃滅戦に参加。6月、センバワン出張所所長兼試験飛行係。18年4月、第8教育飛行戦隊に転属。5月、台湾臨時防空作戦兼航空要員教育。19年10月、集成防空第1中隊付として台湾沖航空戦に参加する。20年3月、飛行第20戦隊に転属、特攻要員となる。佐賀県目達原にて終戦を迎える。現在、(株)日本文化チャンネル桜相談役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • roatsu さん

    題名になっている台湾沖航空戦で著者が経験した米艦載機の大群との劇的な空戦は、緻密な描写で顛末が記され、歴戦パイロットならではの著者の冷静さと高い技量に驚かされる。劣勢の三式戦飛燕が強敵グラマンF6Fに互角以上に戦った稀有な空戦である。きったはったの単純な空戦物語ではなく、陸軍航空隊において長いキャリアを重ねた空中勤務者の視点で、教科書的ではなく当事者だけが語れる体験に根差した戦中の実相を伝える貴重な物語。現代人にとっても見習うべき点が大変多いと感じる立派な人格を備え、また事績を残された武人だと思う。

  • Machida Hiroshi さん

    本書は、過酷な空戦の現場を十年にわたって生き延びた百戦錬磨の陸軍戦闘機操縦士である著者が、自分の関与した空戦と、先輩や教え子など知り合いが参加した空戦を中心にまとめた記録です。著者は陸軍の様々な戦闘機や爆撃機や輸送機まで乗りこなしていたようですので、空戦は飛燕だけではありませんし、場所は大陸から南洋や台湾や本土まで転戦してますし、操縦士だけでなく飛行教官や病気療養なども経験しているので、当時の陸軍の内部の様子が分かる貴重な記録になっています。最後の方の特攻の記録に関しては美化されているような気もしました。

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田形竹尾

大正5年5月、福岡県に生まれる。昭和9年1月、飛行第4連隊に現役志願兵として入隊。11年8月、熊谷陸軍飛行学校入校(60期)。12年2月、明野陸軍飛行学校入校。6月、大刀洗飛行第4連隊に帰隊。8月、華北、13年1月、華中航空撃滅戦に参加する。16年12月、陸軍准尉。17年3月、飛行第77戦隊に転属、

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