ベケットとその仲間たち クッツェーから埴谷雄高まで

田尻芳樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784846009090
ISBN 10 : 4846009092
フォーマット
出版社
発行年月
2009年12月
日本
追加情報
:
20cm,288,5p

内容詳細

著者が書いた論文から、J.M.クッツェー、大江健三郎、夢野久作など数々の作家と、サミュエル・ベケットを比較して論じたものを中心に選び、加筆修正して書籍化。ベケット作品に新しい関心をかき立てる1冊。

【著者紹介】
田尻芳樹 : 1964年生まれ。イギリス文学専攻。東京大学大学院博士課程中退、ロンドン大学Ph.D.。東京大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ロータス さん

    ベケットと埴谷雄高の比較は今まで読んだことがないので、非常に興味深く読んだ。また、夢野久作、大江健三郎に関する論考も面白かった。ただ、著者は安部公房とベケットには共通点がないと言っているが、「見る=見られる」という構造は安部公房の特徴と言えるのだから、直接的なベケットの影響ではないとしても極めて大きな共通点であるし、そこはもう少し掘り下げて論じてもよいのではないかと思った。

  • ; さん

    「ブルジョア個人主義の中での主体の構築と後期資本主義の中でのその解体の間の中間的段階に出現する」「疑似カップル」という、「語りの観点から」すると、「伝統的なプロットに基づいた小説はフローベールの時代に失効したが、かと言って個人が完全に解体した現代の分裂症的テクストにもなり切らない状態で成立する一種の妥協装置」について論じた第U部が抜群に面白い。

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田尻芳樹

東京大学教授、イギリス文学、ロンドン大学Ph.D.1964年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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