いのちのエール 初女おかあさんから娘たちへ

田口ランディ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120047732
ISBN 10 : 4120047733
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
追加情報
:
242p;20

内容詳細

森のイスキア佐藤初女さんと出会って田口ランディさんが体験した「気づき」と「変化」。15年の交流を経て明かされる魂の軌跡。

目次 : 1 初女さんから教わったこと(ひとつめの小石/ 家族はこの世の修行/ 愛されたいという思い/ いのちの台所に立つ/ ふたつめの小石が ほか)/ 2 深き森の語らい―佐藤初女×田口ランディ 2014年11月24日(深き森の語らい・対談/ 深き森の語らい・分かち合いの時)

【著者紹介】
田口ランディ : 1959年東京都生まれ。2000年に『コンセント』で小説家デビュー。その後、『アンテナ』『モザイク』を発表。01年にエッセイ集『できればムカつかずに生きたい』で第一回婦人公論文芸賞を受賞。人間の心の問題をテーマに幅広く執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ネギっ子gen さん

    【言葉を超えた行動が、言葉以上に大きく働いてくれることが多いように感じています】もう30年以上前、静岡の地に「森のイスキア」の佐藤初女さんが講演にいらして、会場では初女さんのご指導の下、参加者はおむすびを作り、連れて行った子ども二人が美味しそうにパクついていたことを、昨日のように思い出しながら本書を読んだ。<森のイスキアに行くとね、ああ、人として大切にしてもらったなあっていう気持ちになるの。心の痛みに、ていねいに包帯を巻いてもらったような/そこに訪れるだけで、何かこう大きなあたたかさに包まれたような>。⇒

  • けんとまん1007 さん

    改めて自分自身のことを感が直した。もちろん、どう変われるかは、これからの自分次第。それでも、少し前から思うことがあり、それと響きあう部分が多かった。慌てず、騒がず、忙しがらず、自分が自分がという視点ではなく、相手がどうなのかという視点を持つようにということ。そして、地道に少しずつの積み重ねを大切にということ。数年前、初女さんの音を拝読し、いろいろな経験と時間を経る中で、そう思うようになっていた。もう一度、そんなことを考える機会になった。イスキア、遠い場所ではあるが、行ってみたい場所でもある。

  • RYOyan さん

    面倒くさいと捉えず丁寧に目の前のことに一生懸命になること。先のことは心配し過ぎず、今この一瞬を大切に過ごすこと。その積み重ねの先に未来があるということ。日常生活を深呼吸してから、じっくり見つめ直したいと思いました。

  • 青木 蓮友 さん

    なるほどなるほど、うしろ首がガクガクするほど頷きながら読了。あくまでも「頭では」だけれど。言葉と気持ちと、そして行動。これは密教の勉強ででも何度もでてきて教わったことだ。行為を通して、生活そのものが祈り、その言わんとしていることは理解はできたと思った。ひとつ嬉しかったのは、初女さんの「食べることに熱中してしまうので、喋るのを忘れてしまう」というこの言葉、大感動してしまった。まったく同じだから、わたしも。皆で食卓囲んで黙々と味わっていいのなら俄然森のイスキアに行けばよかった、ああー、後悔。誤解してた。

  • attsun さん

    前回初女さんの本を読み宗教感をとても感じ苦手意識がしていたところへこの本。田口さんは比較的好きな作家さんだったからか田口さん目線で書かれていた初女さんはすんなりと自分のなかに入ってきた。ただアイヌの女性のような方もいてそれぞれに違った強さで生きる人たちもいるんだなと。また田口さんの気づくまでの心の動きが自分と重なりいろいろ考えさせられた。そして丁寧に過ごす生き方をしてみたいと思いお米を大事に炊いてみたら少し美味しく炊けたのは気のせいだろうか。そんな気のせいを少しでも確かなものに変えていってみたい。

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