いのちの苦しみは消える 医師で僧侶で末期がんの私

田中雅博

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093798839
ISBN 10 : 4093798834
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
187p;18

内容詳細

「死ぬのが怖くなくなる」人を最期に救うのは、医学か宗教か―余命3か月を生きる。

目次 : 序章 いのちの苦しみとどう向き合うか(「いのちの苦」から人を救うことは医者にはできない/ 「自分の番が来たか」と考える ほか)/ 第1章 そもそも死とは何か(いのちの危機にさらされている今がチャンス/ 私にとっては最期のチャンスがやってきた ほか)/ 第2章 最期に人を救うのは医学か宗教か(民間療法に騙されてはいけない/ いのちの苦しみを緩和するのは宗教者 ほか)/ 第3章 人生の物語をどう完成させるか(いのちよりも大事な価値あるものを宗教と言う/ むしろ死ぬことが楽しみだ ほか)

【著者紹介】
田中雅博 : 1946年生まれ。栃木県益子町の西明寺に生まれる。東京慈恵医科大学卒業後、国立がんセンターで研究所室長・病院内科医として勤務。その後、大正大学で仏教を7年間学び、その間に西明寺を継いだ。90年に境内に入院・緩和ケアも行なう普門院診療所を建設、内科医、僧侶として患者と向き合う。2014年10月に最も進んだステージのすい臓がんが発見され、余命数か月であることを自覚している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はちてん さん

    死にゆく病人を最後に救えるのは宗教(スピリチュアル)だという。医学的に治せない病人の苦しみを癒すことは医師には出来ない(主に死にたくないという恐怖)日本の医療現場にスピリチュアル・ケアワーカーの導入をすすめている内容。著者本人は医師であり僧侶で末期がん。今の日本の医療に欠けているのはまともな緩和ケアだと実感としてある。残念なのはスピリチュアル・ケアワーカーと具体的に関わる手段が一切無いこと。著者のお寺か病院に連絡をすればいいのか?理論は立派だけど実用的ではない。

  • 舟江 さん

    ターミナルケアの本というよりは、仏教の本だった。仏教のリーダーの中には、非常に傲慢な方がおられるが、作者もその一人のように思える。 仏教を勉強しておられる方に、参考資料としてお薦め。

  • 青木 蓮友 さん

    NHKの番組を観ました。凄かった、凄まじかった。その感想とどうしても合わさってしまうのですがー、でも本当にスピリチュアル・ケアワーカーの必要性、感じました。というか、このご夫婦にこそ必要だったんじゃないかと。娘さんや周囲の人が、たとえ真似ごとでも奥さんに何かしてやれなかったかと。ひいては、もしわたしが近くにいたらどうしたろうと。本当に、いろいろ真顔で考えさせられました。田中先生の意見、知ることができてよかった。それだけに切なくもなったけれどー、とにかく、貴重な素晴らしいものを見せていただいて、感謝します。

  • cocolate さん

    スピリチュアル・ケアワーカーが日本の医療世界では欠落している。命をもって説いている。医者は傾聴してくるのか・・・。医療と宗教の再結合を。 「死にゆく人の尊厳」とは、「死んでいく人が、本人の人生に価値を見出すこと。

  • 航輝 さん

    字が大きくて読みやすいというのが最初の印象。 医師としての目線よりも、僧侶としての目線からの方が強く出てる。著者が望むスピリチュアルケアは未だに現代の医療現場では中々出会えない。読み進めていくうちに、確かにそんな存在があればいくらかは救われる気がすると思える。以前読んだ、【もし一年後この世にいないとしたら】に通じる所もあるように、患者の声を聴くことで救われる。

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