基本情報
内容詳細
日本芸術が世界で最も輝いていた時代は天平時代から鎌倉時代においてである。平安・鎌倉の文化は神道と仏教が統合し、宗教性に裏打ちされた芸術を創造した。古典からマニエリスム、そしてバロックへと形を変えながら、西洋史の時代を超越して、日本の芸術は見事な展開を見せた。時間軸のみで捉える歴史観ではなく、様式の形式、すなわち文化的達成度の比較から彼我の歴史を見直す。
目次 : 1 日本の「古典主義」の基礎/ 2 天平のミケランジェロ・公麻呂/ 3 聖武天皇は芸術の都・奈良の大パトロンであった/ 4 奈良の都のオーケストラ/ 5 大画家・光源氏/ 6 親鸞はルターに先駆けている/ 7 運慶と鎌倉「バロック」期の巨匠たち/ 8 日本の大学は西欧より進んでいた
【著者紹介】
田中英道 : 1942年生まれ。歴史家、美術史家。東北大学名誉教授、ローマ大学、ボローニャ大学客員教授、元国際美術史学会副会長、日本国史学会代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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