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更紗 美しいテキスタイルデザインとその染色技法

田中敦子 (工芸)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784416614754
ISBN 10 : 4416614756
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「更紗」とはインド発祥の染色技法(プリント)。15世紀から17世紀にかけての大航海時代に、インドから東南アジア、中近東、ヨーロッパ、中国、日本などに広がり、手描きの細密な柄や版を使ったモチーフものなど、国や地域により様々な技法が生まれました。ことにインド更紗は、日本でも人気のリバティプリント、ウイリアム・モリス、印花布などの元になったといわれ、最近のテキスタイルブームで、日本のアパレルブランドや染織作家による更紗柄のアイテムも多く出回っています。

本企画では、源流であるインド更紗をはじめ、シャム更紗、ペルシャ更紗、ジャワ更紗(バティック)、ヨーロッパ更紗、和更紗といった世界の更紗の文様デザインを余すことなく収録。これまであまり知られてこなかった、時代背景や文化、歴史にまつわる解説が、著者ならではの視点で語られています。
さらに、現代インドに受け継がれている更紗技法から、バティック、和更紗の技法もわかりやすく紹介し、デザイナーが活用しやすい木版図案も多数収録。

プロの染色家や研究者に向けた専門書、技法書としてはもちろん、テキスタイル、染織、手仕事に興味がある人も楽しめる、保存的、資料価値の高い内容となっています。また当社の『インドの更紗手帖』(田中敦子著)と併せて読めば、より更紗の世界、理解が深まります。

[著者紹介]
田中 敦子:工芸、染織、着物をフィールドに、フリーランスで取材、執筆、編集、プロデュースを行う。もの選びの確かな目線と、つくり手の本質を的確に表現する文章に定評がある。雑誌『和樂』創刊や『七緒』の編集・監修に関わる他、著書に『きものの花咲くころ』(主婦の友社)、『きもの自分流ーリアルクローズ-入門』(小学館)、『もののみごと 江戸の粋を継ぐ職人たちの、確かな手わざと名デザイン。』(講談社)等。

【著者紹介】
田中敦子 (工芸) : 工芸、染織、着物をフィールドに、フリーランスで取材、執筆、編集、プロデュースを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ふう

    読み友さんより。更紗の概念がすっかり覆された。「赤地天使模様更紗〔銅版/フランス/19世紀〕濃い赤の地色にグレーの陰影をつけた緻密で立体的な模様。たっぷりと飾られた花の間に天使が舞う、西欧的なモチーフ」。インドの工房で見たスタンプワークの素朴さとはかけ離れたデザインと色遣い。巻頭の「技を知ることで、美しさの意味が解き明かされます。」まさにその通り。何日もかけて写真図版を丹念に見せていただいた。木版更紗のパターン集が秀逸。実際に作ってみたくなる。手元に置きたい1冊。

  • Kuliyama

    とても勉強になりました。やっと更紗の種類が分かりました。

  • Incisor

    インド、シャム、ペルシャ、ジャワ、ヨーロッパ、和更紗。各地域の美しい更紗の豊富なコレクション。目を近づけて貪欲に眺める。 「技を知ることで、美しさの意味が解き明かされます」とはじめにで述べられているように、インド更紗、ジャワ更紗、和更紗の技法が丁寧に解説されているのがうれしい。インド更紗、和更紗は未知だったその工程に目を見張り、なじみのあるジャワ更紗にも新しい発見に興奮する。更紗の技法を学び伝える若い作り手さんたちの存在を知ったことがこれからの大きな楽しみとなった。更紗の宝ものの一冊。

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