ぼくが子どものころ戦争があった 「いくさの少年期」より

田中幹夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784867610206
ISBN 10 : 4867610208
フォーマット
出版社
発行年月
2024年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
27

内容詳細

ぼくたちは、戦争のない国を作ります。きっときっと、作ります。「日本は神国。絶対に勝ちます」と始まった太平洋戦争。南方を植民地にして豊かになるはずが、暮らしはみるみる貧しくなり…たった4年で大切なものも人も、いやおうなしに奪われていった田中幹夫少年の実話です。戦争体験を語れる最後の世代からこれからの日本をつくる世代へどうしても伝えたいこと。

【著者紹介】
田中幹夫 : 弁護士。1933年福井県生まれ。福井空襲、福井地震を体験。2003年、障害者虐待の「サン・グループ事件」で画期的な勝訴判決をかちとる。日本子どもの虐待防止学会名誉会員

寮美千子 : 作家。1955年東京都生まれ。1986年に毎日童話新人賞、2005年に泉鏡花文学賞を受賞。1990年代、衛星放送ラジオ「セント・ギガ」に600編以上の詩を提供。幼年童話から絵本・純文学・ノンフィクションまで幅広く執筆

真野正美 : 画家。1958年大阪府生まれ。カーデザイナーとしてトヨタ自動車に勤務ののち、帯広市郊外に移住して画業に入る。六花亭が60年以上にわたって刊行している月刊児童詩誌『サイロ』の表紙画を坂本直行氏から引き継ぎ、2010年より担当。2017年、中札内美術村に「真野正美作品館」が開館した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Cinejazz さん

    福井市の国民学校初等科に通う田中幹夫(この絵本の原作者)が、大東亜戦争(太平洋戦争)を知ったのは8歳のときだった。「先生、日本は勝てるのですか?」 「もちろんだよ。大日本帝国は神の国です。絶対に勝ちます」・・・。幹夫が6年生になった昭和19年、優しかった担任の先生に召集令状が届いた。「先生、いかないで!」 「先生は、みんなのために戦場にいくのです。 心配するな。 必ず帰ってくるから・・・」$争体験を語れる最後の世代から、戦争を知らない世代に、どうしても伝えておきたいという思いから、この絵本が生まれた。

  • ごえもん さん

    原作は「いくさの少年期」、その絵本版。少年時代を戦争中にすごした体験談的はなしと未来の平和への願いがこめられた絵本。原作には登場していた「おちゃめな多田君」は登場していなかった😆春山小学校や福中、呉服町などは出てきますよ。絵本になって誰もが読めるようになって、多くの方の目に触れてほしい1冊

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    【再読】大人のための絵本

  • あられ さん

    感情的に突出した表現が使われているのではなく、あの戦時下銃後の暮らしの当たり前の日々を安定した絵をつなぎながら語られる それだけに身に染みてくる 昭和は遠くなりにけり…本当に戦後80年 語り継ぐべきことと思う

  • サクラ さん

    本当に、誰が望んだ戦争なのだろう…否応なく子供達まで巻き込んで…。そんな中で『みんなは一人のために』と教える教職員が居られたことに救いを感じました。でもそんな教職員でも戦場に送られる…。無情です。

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田中幹夫

弁護士。1933年福井県生まれ。福井空襲、福井地震を体験。2003年、障害者虐待の「サン・グループ事件」で画期的な勝訴判決をかちとる。日本子どもの虐待防止学会名誉会員

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