密室殺人ありがとう ミステリ短篇傑作選 ちくま文庫

田中小実昌

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480437686
ISBN 10 : 4480437681
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
400p;15

内容詳細

作家、翻訳家、エッセイスト、俳優など多岐にわたる活躍をし、「コミさん」の愛称とコミカルなキャラクターで知られる著者による文庫オリジナルのミステリ短篇集。1970年代から80年代初頭に文芸誌掲載のみで終わってしまった未書籍化の作品を多数発掘、日下三蔵氏の編集と詳細な解説とともに贈る。軽妙洒脱、独特の文体とリズムで描かれる“異色”ミステリを、初めて単著としてまとめた。

【著者紹介】
田中小実昌 : 1925年東京生まれ。東京大学文学部哲学科中退。バーテン、香具師などを転々とする。J.H.ブラウンの名訳で知られる。1979年「浪曲師朝日丸の話」「ミミのこと」で第81回直木賞、同年『ポロポロ』で第15回谷崎潤一郎賞を受賞した。2000年2月アメリカで客死

日下三蔵 : 1968年神奈川県生まれ。SF・ミステリ評論家、アンソロジスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Inzaghico (Etsuko Oshita) さん

    本作に収録されている短篇「金魚が死んだ」に「ぼくも吉川も、ものごとを、きりきりっとつっぱって考えることができず、推理など、とうていできないのだ」という一節があるが、ここに収録されている作品は、厳密な意味では推理小説に当てはまらない。どちらかというと「ただミステリアスなストーリイ」だ。ただ、その謎めいた筋書きが癖になる。どこに連れていかれるのか、とワクワクしながら引っ張られていって「え? ここ?」と拍子抜けすることもあれば、「してやられた」と脱帽することも。

  • hirayama46 さん

    田中小実昌の小説をまとまったかたちで読むのははじめてかな。独特のとぼけていてちょっとほろ酔い加減のような文章と展開ながらも奥行きの深さを感じさせる筆致はかなり好き。昭和期における都会の夜の雰囲気が良いですね。

  • ほんのむし さん

    んー。 自分には合わなかった。

  • isbm さん

    ★★★

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人物・団体紹介

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田中小実昌

1925年、東京生まれ。小説家・翻訳家。東京大学文学部哲学科中退。79年、「浪曲師朝日丸の話」「ミミのこと」で直木賞を、『ポロポロ』で谷崎潤一郎賞を受賞。2000年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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