復員・引揚げの研究 奇跡の生還と再生への道

田中宏巳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784404038715
ISBN 10 : 4404038712
フォーマット
出版社
発行年月
2010年06月
日本
追加情報
:
20cm,239p

内容詳細

太平洋戦争の終結時、日本の軍人・民間人合わせて300万人が外地に残された。終戦時に海外でなにが起こっていたのか、当事者が残した記録をもとに敗戦から戦犯裁判、そして日本への帰還の歴史を克明に検証する。

【著者紹介】
田中宏巳 : 1943年、長野県松本市生まれ。1968年、早稲田大学第一文学部史学科卒業。1974年、同大学大学院博士課程満期退学。1977年、防衛大学校専任講師。1993年、同大学校教授。2008年、同大学校定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • nnpusnsn1945 さん

    タイトル通り日本兵および邦人の復員や引揚げが網羅されている。太平洋戦争全体の推移や戦犯裁判も取り上げられている。多くの憲兵が戦犯になったのは、職務内容のみならず、現地住民の生活事情をよく知らずに高圧的な態度に出て住民から不評を買った事も要因らしい。文体は冷静そのものだが、日本軍首脳に対する視線は厳しい。大東亜共栄圏も、実際は武力で物を言わせたものだと言い切っている。そもそも大本営のバラマキ戦法の皺寄せが下のもの(日本兵や邦人、そして現地住民)に来てしまったので的を射ている。

  • Toska さん

    同著者の『BC級戦犯』と同じく、頁数が足りないのが本当に惜しい。それくらい大きなテーマと思う。軍人と異なり在留邦人に引き揚げの義務は本来なかったが、本国の政策や軍事力に全面的に依存する形で移民し、現地に溶け込めなかった彼らは、敗戦後はそこにとどまることができなかった。戦前の日本人は植民地がなければ発展できないと思い込んでいたが、戦後の復興史はその強迫観念を見事に裏切った。いずれも「大東亜共栄圏」の実相を見ていく上で重要な指摘。

  • ターレットファイターP.92提督 さん

    復員と引き揚げの違い、担当国による戦犯裁判や収容所運営に関するスタンスの違いなどを知ることができた。

  • KM さん

    凄まじい本だった。戦線が広がり、太平洋に分布した日本兵をどのように復員していくかを文献等から得られる事実から客観的に考察されており、その客観的視点が戦争の悲惨さを表現できていた。戦争を語る時、戦闘や戦時中をメインに映像化される物語はたくさんあるが、このような場面もより戦争の悲惨さを伝える上で必要だなと思った。

  • まーりん さん

    Unlimited。流し読み。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

田中宏巳

1943年、長野県に生まれる。1974年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、防衛大学校名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品