江戸を歩く 集英社新書ヴィジュアル版

田中優子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087203165
ISBN 10 : 4087203166
フォーマット
出版社
発行年月
2005年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,206p

内容詳細

江戸学者・田中優子と写真家・石山貴美子が現代の東京の背後に捉えた、記憶の風景。四季に彩られた水の流れ、祭りの風景、人々のたたずまいの中からは、江戸の賑わいが聴えてくる。江戸をめぐる鎮魂と癒しの旅。

【著者紹介】
田中優子 : 1952年横浜生まれ。法政大学社会学部教授(近世文化・比較文化)。『江戸百夢』(朝日新聞社)で芸術選奨文部科学大臣賞、サントリー学芸賞受賞。05年紫綬褒章受章

石山貴美子 : 1947年秋田県生まれ。写真家。(株)面白半分に勤務の後、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    江戸・東京の本は多いが、本書はそれらの中でも出色の1冊。筆者の田中優子氏は、当代随一の江戸文学・文化の研究者にして、第1級の文筆家。千住小塚原回向院に始まり鈴が森に終わる江戸探訪は、いかにもこの筆者らしさに溢れたもの。すなわち、時間的にも、空間的にも、そこにはマージナルな江戸が描き出されているのだ。江戸とその幽冥界に関心を持つ人には強推薦!

  • rena さん

    江戸学者の田中優子先生の本、写真も多くて気取らず日常の 風景、妖しい雰囲気のお稲荷さん、刑場跡、本と一緒に時間トリップの気分。湯島天神の賑わいの近くの昌平坂学問所の跡(先生は天神よりこちらの方がほっとするらしい)江戸の有名人がここに住い交流したとか、意外な発見も多かった。 江戸は、ヴェネチアや杭州のような運河都市で、また風水を使っての都市設計だった。本郷界隈には、文学者の宝庫だけではなくて地下のむろで糀を造って味噌や納豆、甘酒にしてたそう。台地の端だからなのか。ブラタモリみたいに本片手に散策しようかな。

  • Y.yamabuki さん

    本書が他の散歩本と一線を画すのは、華やかな江戸だけではなく影の部分も注視していること、現代の街づくりに象徴されるスピードと生産効率重視の社会の有り様に警鐘を鳴らしていること。だから千住小塚回向院から始まって、鈴ヶ森で終わる構成になっている。昔通勤で使っていた電車が千住のこの上を走っているのを初めて知ったのは衝撃だった。これが今の東京なのだろう。勿論“陽の当たる”場所やちょっと面白そうな所も沢山含まれている。地名をヒントに江戸の頃に想いを馳せながら歩くのは楽しそう。興味深い一冊。地図が有れば更に良いのに。

  • Book Lover Mr.Garakuta さん

    【図書館】【速読】【高速マルメ読み】:ゲーム設定集を読んでいるような感覚で読む東京の風光明媚な土地柄に現代大都市や古式ゆたかな文化に感動。読んでいて、実際に江戸に旅行に行ったような気持ちになれるガイドブックなような読後感を味わう。

  • えいなえいな さん

    東京という街はそれほど観光するところもなく人も多いので地方から家族や友人が来ても、それほど連れて行くところがある訳でもありません。ただふらっと街歩きをするにはこれ以上の街は無いように思います。なのでついついガイドブックを何冊も読んでしまうのですが、本書は江戸の街を元に紹介してあるので視点が独特で面白いと思いました。吉原から始まって鈴ヶ森で終わるガイドなんてなかなかないんじゃないですか。

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人物・団体紹介

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田中優子

1952(昭和27)年神奈川県生まれ。江戸文化研究者。法政大学名誉教授。同大学江戸東京研究センター特任教授。法政大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科博士課程満期退学。法政大学社会学部教授、社会学部長、同大学第19代総長を歴任。『江戸の想像力』で1986年度芸術選奨文部大臣新人賞(評論その他部門)を

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