田中久美子(計算言語学)

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記号と再帰 記号論の形式・プログラムの必然

田中久美子(計算言語学)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784130802512
ISBN 10 : 4130802518
フォーマット
出版社
発行年月
2010年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288

内容詳細

人類史上最も成功した人工言語、プログラミング言語。自然言語と異なり整備された規則をもつこの言語の記号論的探求は、自然言語に通底する知見を我々にもたらす。再帰性の概念を軸に、人間の記号の本質を再考する。

【著者紹介】
田中久美子編 : 東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻准教授。東京大学大学院情報工学専攻博士課程修了後、工業技術院電子技術総合研究所、東京大学大学院情報学環講師などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やす さん

    壮絶な本である。情報・通信分野の著作に与えられる大川賞と人文科学の分野に贈られるサントリー学芸賞の両方を受賞しているというのだからキワモノなのか。関数型言語の設計原理が書かれていると思って読んだのだが著者の発想は逆であり自然言語を扱う記号論に一石を投じたくてプログラミング言語という自然言語より抽象的で単純な言語を試金石として記号論の各流派を批評しようというもの。著者は情報科学の人なんだけど学際的な研究をされているらしく言語学の記号論にもプログラム意味論にも精通されているようである。

  • bravelamlam さん

    記号論におけるソシュールの二元論とパースの三元論の対応、なんてものが第三章で飛び出してきてしまったので、そこで挫折してしばらく積んでいた。しかし、情報系の人間でも(だから?)、そこを乗り越えたらあとはずっと面白い話だった。オブジェクト指向と関数型言語の違い、自然言語とプログラミング言語の違い、サッカー自動実況システムなど、話題は豊富。計算理論辺りを記号論と混ぜあわせて、こんなにおもしろい話にできるのはびっくり。

  • EnJoeToh さん

    止めて差し上げた方が良いのではないか。

  • 脳疣沼 さん

    大川出版賞、サントリー学芸賞を受賞している。記号論とか予備知識ゼロであるが、それでも読み進められるのは、記述の丁寧さによるところが大きい。まあ、そうは言っても理解できない箇所が多々あるのだが、個人的にはプログラミングの勉強になってよかった。授業で再帰とか習っても、頭が混乱しただけで終わっていたので、奥深さを知れて満足。

  • TaKUMA7 さん

    プログラミング言語・計算機科学における記号を文系の学問である記号論から見つめ、記号と再帰について考察していく本。ソシュールの二元論、パースの三元論、それらの関係・対応、また二元論と関数型言語、三元論とオブジェクト指向型言語の対応を論じたり。カリー化や、不動点関数により普遍的範疇における三次性を考察し、その本質が再帰にあることを論じたり。参照透明性という制約下でインタラクションを論じる際にモナドが出てきたり。もう一度出直して再読したい。すごく面白かった。

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