興亡の世界史 空の帝国アメリカの20世紀 講談社学術文庫

生井英考

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065140932
ISBN 10 : 4065140935
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
448p;15

内容詳細

ライト兄弟やリンドバーグらが担ったアメリカの「空の文化」は、やがて「空爆」の悪夢を生み、ヴェトナム戦争から9.11に向かう。

【著者紹介】
生井英考 : 1954年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。共立女子大学教授などを経て、立教大学社会学部教授。専門は視覚文化論、アメリカ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かんがく さん

    文化史専門家が「空」をテーマに書いた20世紀アメリカ史であるため、通史にしてはクセが強い。空軍、大衆文化、政治と話が行き来するため少し読みづらさもあったが、面白いトピックも多かった。後半のベトナム戦争→湾岸戦争→イラク戦争の流れは国民と大統領の思惑がわかりやすく整理されていてよかった。

  • miaou_u さん

    この数日9.11関連番組を続けて視聴し、ツインタワーはぱっと浮かんでも、ペンタゴンは直ぐには浮かんでこなかったが、ペンタゴンの建設には日本の真珠湾攻撃が絡んでいる。そして9.11は、こぞって政治家やマスメディアに真珠湾に例えられたのも皮肉だ。リンドバーグやライト兄弟に始まる空の歴史、戦争、テロ、市民生活、政治経済、文化と非常に密な情報量。ウィルキーの『ひとつの世界』という平和的理想論は、航空技術の発展の元に、その近さや小ささは核保有含め国家間の脅威、分断を産むことは歴史からも現在の世界情勢からも明らかだ。

  • 無重力蜜柑 さん

    二つの大洋を持つ「神に選ばれた国」であるが故に国力に比して小規模な常備軍しか持たなかったアメリカが、二度の大戦を経て物量による爆撃への信仰を深めていく。要は「航空史」という観点からまとめた20世期アメリカの歴史で、ミリタリーや戦争、政治だけにとどまらず文学、大衆文化、フェミニズム、経済史までを射程に入れる。高校世界史程度の知識しかない自分にはとても面白かったが、ここら辺に詳しい人には物足りないか。あと、やたら文学解釈や精神分析的な記述が目立つと思ったが、著者は史学ではなく視覚文化論の人らしい。

  • ELW さん

     『映像の世紀第三集 それはマンハッタンから始まった』は名作揃いの『映像の世紀』の傑出したセンスを感じさせるものだったが、残り1冊となったこの『興亡の世界史』シリーズの中ではこれがトップだと思います。著者もきっとあの 作品をご覧になっておられるでしょう。著者と著者に依頼された出版社に敬意を表します。

  • つまみ食い さん

    タイトルにあるように「空」を一つの軸としながら、常備軍を自ら規制し軍事的に極めて弱小だったアメリカがどのような政治的・文化的・思想的背景から今日の異形な軍事大国へ至ったかということについても一つの説明を与えている

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