狩野永徳の青春時代 洛外名所遊楽図屏風 アートセレクション

狩野博幸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784096070246
ISBN 10 : 4096070246
フォーマット
出版社
発行年月
2007年11月
日本
追加情報
:
25cm,127p

内容詳細

狩野永徳が20歳前後に描いた新発見の屏風を、オールカラーで完全収録。勇壮な大画で知られる画家の若き日の緻密な作品を、大胆なクローズアップで掲載。また、上杉本「洛中洛外図屏風」が描かれた謎も推理する。

【著者紹介】
狩野博幸 : 1947年、福岡県に生まれる。九州大学大学院博士課程中退。日本近世美術史専攻。京都国立博物館在職中に、「都の形象洛中・洛外の世界」「没後200年若冲」「アートオブスター・ウォーズ」「曾我蕭白無頼という愉悦」などの展覧会を企画し、注目を集める。同志社大学文化情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ナイスネイチャ さん

    後半の花鳥図はさすがでした。実物見てみたいです。前半は当時における暮らしや町並みがうかがえましたが、こちらは感動はなかったかな。勉強にはなりましたが。

  • chang_ume さん

    嵯峨嵐山の絵画資料を探るなかでの一冊。2005年新発見の『洛外名所遊楽図屏風』を中心に狩野永徳の画業を総覧する。たとえば嵯峨釈迦堂を描いた父松栄との比較や作品間の永徳壺印の検討など、細部拡大図版とセットで分析されて読みやすい。資料発見の当事者である著者の興奮ぶりは割り引くとして(やや勇み足の記述も)、嵯峨嵐山と宇治の景観を絵画資料から定点観測した試みとしても面白いです。永徳筆の収録作品で分析対象は他に、『上杉本洛中洛外図屏風』『花鳥図押絵貼屏風』。「細画」を主とした永徳前半期の作品集成といった感もあり。

  • 田中峰和 さん

    永徳といえば、洛中洛外図屏風の上杉本が有名だが、本書では「洛外名所遊楽図屏風」の詳しく紹介される。この両作品は著者の分析によると、ほぼ同時期の20歳過ぎに創作されたことがわかり興味深い。永徳10歳の時、17歳の将軍足利義輝との出会いによって、彼の絵師としての人生が動き出した。祖父元信は息子松栄を認めず、永徳に狩野家を託したのだ。絵師永徳の業績によって当時の名所や人々の暮らしまでわかってくる。神社仏閣は瓦屋根だが、商店や家屋は板葺きで石を置いた屋根が主流だった。紅葉狩りも枝を持ち帰る人々の姿が描かれる。

  • tomatona さん

    引き続き「風神雷神」関連本。俵屋宗達も気になるが、狩野永徳もすごく気になる!というわけで、いろいろ読んでいます。洛中洛外図は、当時の風俗を知るのにすごくいいね。こういうのから見える昔の生活、けっこう親近感…

  • :*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*) さん

    77歳の祖父狩野元信によって出会った10歳絵師永徳と17歳将軍足利義輝。洛外名所遊楽図は永徳20歳そこそこの作品であり、京の人の営みが活き活きと描かれている。後々描いた宮廷用や城用の絵画より自由に描けたかけがえのない時間だったかもしれないなあ。鳳凰堂を参詣する少年が描かれているが幼き日の義輝と思いたい。永徳の才能に惚れた祖父が永徳に家督を継がせるために三男である父を跡継ぎにしたのだが、父の絵をみてもとても上手い!自分には違いがわからない世界だ(^^)

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人物・団体紹介

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狩野博幸

1947年福岡県生まれ。京都国立博物館名誉館員、美術史家。九州大学文学部哲学科美学・美術史専攻卒業、大学院博士課程中退。京都国立博物館研究員を経て同志社大学教授を務めた。博物館時代に、「没後200年 若冲展」、「曾我蕭白 無頼という愉悦展」などを企画する。若冲再評価の立て役者(本データはこの書籍が刊

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