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事例で学ぶ発達障害者のセルフアドボカシー 「合理的配慮」の時代をたくましく生きるための理論と実践

片岡美華

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760826612
ISBN 10 : 4760826610
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

発達障害者の「セルフアドボカシー(自己権利擁護)」を学ぶための入門書。当事者自身が「合理的配慮」を周囲に求めていく時代に不可欠なセルフアドボカシーについて、その概念理論をはじめ、本人がその力をつけるための方法、セルフアドボカシーのポィントである「自己理解」と「提唱力」についての解説、そして、国内で取り組まれている先駆的な実践や、セルフアドボカシーについての当事者の声を紹介する。

目次 : 第1部 セルフアドボカシーの理論(セルフアドボカシーと合理的配慮/ 発達障害児者のセルフアドボカシーを支える自己理解/ セルフアドボカシーと提唱力 ほか)/ 第2部 セルフアドボカシーの支援の実際(他者に思いをしっかりと伝えられる自分づくりの支援―「セルフアドボカシー教育プログラム」を受けた高校生の事例を通して/ 自分の思いに気付くための支援―活動の切り替えに時間がかかるB君の事例を通して/ 肯定的な自己理解と主体的な進路選択のための支援―セルフアドボカシースキル学習の実践を通して ほか)/ 第3部 当事者からのメッセージ(当事者に「自分で支援を求めなさい」と言われても―合理的って、そもそもなに?)

【著者紹介】
片岡美華 : 鹿児島大学学術研究院法文教育学域教育学系准教授。奈良教育大学大学院修士課程修了後オーストラリアのクィーンズランド大学博士課程に留学。博士(教育学)。奈良佐保短期大学、武庫川女子大学非常勤講師を経て、現職。専門は、障害児教育学、諸外国のインクルーシブ教育など

小島道生 : 筑波大学人間系准教授。博士(教育学)。兵庫教育大学助手、長崎大学教育学部講師・准教授、岐阜大学准教授を経て現職。専門は、発達障害心理学、知的障害心理学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • いとう

    〈再読〉セルフ・アドボカシー・スキルとして、自己理解と提唱力の二つを挙げる。 ASDを持つ方は障害特性から自己理解が特異であることが少なくなく、ASD児と非ASDの知的障害児とでその違いを紹介。これに応じて自己理解の支援の段階をp30で紹介。本書には掲載されていないが、ワークシートも活用する。 ASDのコミュニケーション困難像を紹介し、提唱力を身につけさせるには、ピア学習の効果を指摘している(p55)。 後半の事例紹介にピア学習の様子が掲載されていてほしかった。

  • いとう

    セルフアドボカシー(SA)について、その主体を発達障害者にした場合、必要なSAスキルが「自己理解」と「提唱力」になる。 LDとADHDの診断を有する学生のみが入学できるアメリカ・ランドマーク大学の取り組みの紹介が興味深かった。「インクルーシブとは真逆?」に見えるが、ランドマーク大学のカリキュラムによって、当事者は適切に社会に包摂されるためのスキルを獲得していく。 全体的な内容として、発達障害に限定したことで一般的なSAが見えにくくなった印象がした。

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