祈ること 出家する前のわたし 初期自選エッセイ 河出文庫

瀬戸内寂聴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309419084
ISBN 10 : 4309419089
フォーマット
出版社
発行年月
2022年08月
日本
追加情報
:
256p;15

内容詳細

あの決断、あの懊悩、あの出逢い、あの別離―。四国徳島の吉野川流域で過ごした少女時代、家族・肉親からの出奔、放浪の日々、男たちとの愛と別れ。そして文学への情熱に貫かれた人生。仏の道に導かれ、「恋の重荷」を下ろし、尼僧となるまでの、激しく燃え続けた波瀾万丈の歳月!

目次 : 1(昏き闇より―わが回心の記/ 恋の重荷/ 世外)/ 2(放浪について/ 残された夢/ 年末行事/ 都城/ 失われた日々/ 烈しい生と美しい死を/ 「祇王寺日記」/ 道元と私/ 流域紀行―吉野川)/ 3(未知の招き/ 比叡万緑/ 大原の尼僧/ すててこそ)

【著者紹介】
瀬戸内寂聴 : 1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。57年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、61年『田村俊子』で田村俊子賞、63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。73年、平泉中尊寺で得度(法名・寂聴。旧名・晴美)。92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、11年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月9日、逝去。享年99(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ネギっ子gen さん

    【未練が断てたから出家するのではなく、断てないとみたから、私は出家を選んだというのが正直のようだ……】徳島での少女時代、家庭からの出奔(子捨て……)、放浪の日々、父との断絶、男たちとの愛と別れ、文学への渇望と情熱に貫かれた半生など。仏の道に導かれ尼僧となるまでの波瀾万丈の歳月が描かれたエッセイ。<いつのまにか、物に囲まれ、情に囲まれている自分を見出す時、私は何に対してか落ち着かず、苛立つのだった。/子供を置き、夫の家を出て以来、私は決して幸福になってはならないと自分に罰を課しているのかもしれない>と……⇒

  • あさみみ さん

    激しい生き方の人は考え方も激しい

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瀬戸内寂聴

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒。1957年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年に平泉・中尊寺で得度、法名・寂聴となる(旧名・晴美)。1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨

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