ボロック生命体 新潮文庫

瀬名秀明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101214375
ISBN 10 : 4101214379
フォーマット
出版社
発行年月
2022年10月
日本
追加情報
:
304p;16

内容詳細

画家の作品をそっくり再現するAIが現れた。科学倫理の研究者である水戸絵里は盗作ではないかと開発者に迫るが、晩年の画家の作品はAIが描いたものだったという衝撃の事実が明かされる―。際限なく創造し続けるAIこそ真の芸術家であり、無為な日々を過ごすことを選ぶ人間の方こそロボットではないか…。絵画や小説、将棋を通じて知性と生命の本質を問い、近未来を幻視する短編集。

【著者紹介】
瀬名秀明 : 1968(昭和43)年、静岡県生れ。東北大学大学院薬学研究科修了。薬学博士。在学中の’95(平成7)年、『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞を受賞し、作家としてデビューする。’98年、『BRAIN VALLEY』で日本SF大賞を受賞。2006年1月より東北大学・機械系特任教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やいっち さん

    車中で仕事の合間の楽しみに読み始めたのだが、悲しいかな途中から流してしまった。2012年から2019年にかけての初出作品。書き手は、かの『パラサイト・イブ』の作家。日本のSF作家・ホラー作家。第16代日本SF作家クラブ会長。など。SFは嫌いじゃないし、テーマはAIと来ると、多少の期待を以て手にした…のだが。

  • ソラ さん

    〇今まさにAIのべりすとやお絵描きばりぐっどくんなど生成系のAIが気軽に利用できるようになってきている情勢でタイムリーな作品。

  • みき さん

    AIの倫理問題に切り込んだ短編集。AIの持つ人間味とは何か、またはAIは人間味を持ち得るのか。それともAIは、人間とは全く別の何かで、人間には想像も及ばない何かを想像し続けるのか。表題作のポロック生命体では、AIは「生命力」を持つ作品を生成する。果たして人間はそのAIを受け入れて尊重すべきであるのか、拒否して制限するべきであるのか。私にはわからないけれど、これからこういうことは増えていくんじゃないかと思う。様々なケースにおいて、それぞれ倫理問題を検討していかなくてはならないと思う。

  • T さん

    人の感性とAIの関わりを通して「人間らしさ」を考える4篇の短編集。解説でも書かれているイラストAIや歌手・美空ひばりさんを再現した歌唱AIなど、現実世界で良くも悪くも話題になった生成系AIの進歩と世間の反応と一致した表題作「ポロック生命体」の内容は個人的にすごく身近に感じました。

  • Porco さん

    『AI のべりすと』や『手掴みでラーメンを食べる樋口円香』がバズり、生成形AIが大衆芸術にわかりやすくそしてダイナミックに進出してきた今年から遡ること二年前。それを予期してたかのように本作は版行されていた。凄まじいタイミングである。 (1/2)

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