瀬古利彦 マラソンの真髄 世界をつかんだ男の“走りの哲学”

瀬古利彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784583039466
ISBN 10 : 4583039468
フォーマット
発行年月
2006年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,262p

内容詳細

マラソンでの成功に近道はない。人が嫌がる練習をするから、人に勝てるようになる。頂点を極めた走りの理論。これまで「企業秘密」として一般に公表しなかったマラソン練習のノウハウやメニューを初めて明かす。

【著者紹介】
瀬古利彦 : 1956年7月15日、三重県生まれ。野球部に所属していた中学時代、三重県中学春季陸上2000mで優勝。四日市工業高校に進学してから本格的に陸上を始める。インターハイには高1から出場して800mで3位に。高2、高3で800m、1500mの2種目で2連覇する。一浪後、早稲田大学へ。中村清監督の下、マラソンを始める。早稲田大学教育学部卒業後、エスビー食品株式会社に入社。福岡、東京、びわ湖、ボストン、ロンドン、シカゴといったビッグレースで優勝。3000m(7分54秒9)、5000m(13分24秒29)、1万m(27分42秒17)、マラソン(2時間08分27秒)で日本記録(日本最高)をマークした。現在はエスビー食品スポーツ推進局局長。日本陸上協議連盟理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • B-Beat さん

    ◎長女の帰省で賑やかさが続く中を読み終える。瀬古さんが走り始める以前から現役を引退するまでを振り返りつつ思うことを綴る。他のコーチ本との重複も多かったが@ポイント練習を力を出し切るそれと力をためるそれとの区別A練習は安易に変更せず最後までやり遂げるB42kmが短いと思えるようにするC練習はレース、レースは練習の真剣勝負などが印象に残る。走ることはいうまでもなくすべてのスポーツの基本中の基本。マラソンはいかに長く速く走ることができるかの追求。まだまだ自分のこの年齢にしての挑戦の道のりは長い…けど楽しいかな。

  • Take@磨穿鉄靴 さん

    瀬古さんの自伝的ランニング本。もっと精神論的な人物かと思ってたけど選手時代からピーキング、トラック、マラソンにおける期分け、トレーニング等、論理的に考え、その上で強い精神を持って臨んでいたのが分かる。この本を朝に読み終えその後予定していた35km走を実施。正直ロング走は愉快ではないけどレースを想定したら距離走は必須。やらない理由を探す人には不向きだけど背中を押してもらいたいランナーはレベルに関係なく読む価値あり。読む前より瀬古さんの事を好きになった。★★★☆☆

  • B-Beat さん

    ★走ることについて語る時に読メでの振り返り★初読2016/01/04★ マラソンを速く走れるようになるための3要素@最大酸素摂取量の向上A乳酸閾値の向上Bランニングエコノミーの向上さらにはトレーニング(鍛錬)と練習(プラティクス)の違いとか。はたしてこの時点でそんな理論を正確に理解していたかどうか。ポイント練習という言葉の一人歩き。中学の時習ったバスケットボール。そうなんだ!その時の同じことを順番にすべきだったんだと気づくのはもっと後のことだった。

  • Hiro さん

    私の中では『ビール大好き男』という不動の地位を築いている瀬古さんの著書。今から10年以上前に出版された1冊。今の姿とは想像もつかないほどのストイックさには目を見張るものがある。過去のレースにおける実績を見れば当然なのかもしれない。恥ずかしながら、彼の現役時代の事をあまり知らない私にとってこの本を読んだことで彼に対する見方が変わった。2020東京五輪に向けてマラソン強化部長としてマラソン王国日本の復活を願ってやまない。

  • じむくろうち さん

    ロサンゼルス五輪で失速していった瀬古選手の姿を今でもよく覚えているが、夏のマラソンを想定した練習をしなかった調整ミスであったことが明らかにされている。競技選手でないので、ここに書かれていることは「へえそうなのか」とひとごとのように読んだが、市民ランナーとして自分の練習への取り組みが少し真剣さを増したような気がする。マラソン練習とは、35キロを中間点だと思うようにすること。この言葉が印象に残った。

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