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ヒトイチ 内部告発警視庁人事一課監察係 講談社文庫

濱嘉之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062933933
ISBN 10 : 4062933934
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
濱嘉之 ,  

Content Description

人身事故を起こしたと出頭してきた女。どこか他人事のような供述を繰り返す間に、事故車は修理に出され、痕跡を残すタイヤは転売されようとしていた。女の自宅からは大金が。事故は事件となり、エリート警察官や芸能界との関係が炙り出される中、意外すぎる真犯人像が浮上。警察が警察を追う、迫真のリアリティ!

【著者紹介】
濱嘉之 : 1957年、福岡県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業後、警視庁入庁。警備部警備第一課、公安部公安総務課、警察庁警備局警備企画課、内閣官房内閣情報調査室、再び公安部公安総務課を経て、生活安全部少年事件課に勤務。警視総監賞、警察庁警備局長賞など受賞多数。2004年、警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、2007年『警視庁情報官』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ナミのママ@低飛行中⤵️🏥

    シリーズ3作目。今回も警察内部を調べる人事一課監察係が扱う3話。この3作目が一番面白かったです。警察って不思議な社会だなと読むたびに思います。そんな中で起きる「使い込み」や「パワハラ」は、また独特な裏と人が絡み、複雑でした。実生活では関わることがない警察官、こんな階級制度があったのかと、今回も知らない世界を堪能しました。次作も楽しみです。

  • Yunemo

    組織腐敗をどう察知すればいいの、それでこの制度が。隠ぺい、裏金作り、いじめ、この3要素が本作警察ばかりでなく、あらゆる大小に拘わらず組織全般に、現実に起こってます。内部通報制度で発覚するもの、そうじゃないもの。でも以前よりはましになったのかも。組織って人で成り立っているはずなのに、ピラミッドの崩れが負の方向に。組織がゴーイングコンサーンでいられる要素、個々人、出来る奴は誰かが必ず見てくれてる。これが本来、でも上と横を見てみると、そんなことばかりじゃない。ここでの葛藤が人の善し悪しの分岐点、どう生き抜くの。

  • おいしゃん

    しばらく著者の別シリーズ、情報官シリーズを読んでいたので、久しぶりに血の通った身近な世界に感じた。 特に最後の小笠原警察署でのパワハラ案件は、離島ならではの人間関係が現れていて興味深い。

  • 宇宙猫

    ★★★ 相変わらず登場人物が多くて、せっかく理解したところで終わるので何だか残念。解決するとスカッとするんだけど、長編でじっくり読みたい。

  • ノンケ女医長

    「身代わり出頭」「公安の裏金」、そして「告発の行方」。定番のテーマだけど、他警察小説と異なり迫真に満ちている。不祥事が組織で共有され、淡々と責任を押し付け合う。実際の警視庁と重ね合わせながら読むことができ、かなり良かった。「告発の行方」は、舞台を東京の離島に設定されている。住民との交流も描かれ、閉鎖的になりがちなこのテーマに奥行が生まれて、読み心地もいい。それにしても「警察が警察を追う」視点に立って、隙のない警察小説を描ける筆力を持つ人は、ほんの一握り。どんどん、追いかけようっと。

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