基本情報
内容詳細
戦国動乱、北海の覇者、松前氏により立藩。アイヌ交易で繁栄を極めた、最北の城下町・松前。極北の藩ゆえの宿命か。北の守りと異民族の窓口。転封の危機を乗り越えわずか1万石の小藩が、大役を背負い続けた。松前藩の苦悩の歴史を辿る。
目次 : 第1章 松前藩誕生―十七世紀前期まで・最果ての動乱の覇者蛎崎氏は、天下統一の時運を味方に大名松前氏へと脱皮する。(武田信広登場/ 松前藩誕生/ 異例ずくめの藩制/ 和人地の形成)/ 第2章 藩政の混迷と改革―十七世紀後期〜十八世紀中期・蝦夷地支配の強化に成功するも、藩政は混迷。「名君」松前邦広が改革に乗り出した。(先住民の天地/ シャクシャインの戦い/ 混迷する藩政/ 享保藩政改革)/ 第3章 ロシアの接近と蝦夷地の変容―十八世紀後期・続発する異国船来航と再びのアイヌ蜂起。松前藩は試練の時代を迎えた。(松前藩と商人たち/ 日露両国の邂逅/ クナシリ・メナシの戦い/ 蝦夷地喪失)/ 第4章 北門の鎖鑰―十九世紀前期〜中期・消失の憂き目にあった松前藩は復活。小藩ながら、海防の最前線に立たされる。(梁川藩主松前氏/ 新生・松前藩/ 転封の危機ふたたび/ “海防城”の城主)/ 第5章 幕末維新期の松前藩―十九世紀後期・父祖の地松前が戦場に!怒涛の時代を生きた松前藩の行末―。(ペリー来航と松前藩/ 松前崇広、―幕府老中に就任す/ 松前藩の“クーデター”/ 松前藩と箱館戦争)
【著者紹介】
濱口裕介 : 千葉県生まれ。2007年立教大学大学院文学研究科史学専攻博士課程前期課程修了。現在は、足立学園中学校・高等学校常勤講師。専攻は、日本近世史
横島公司 : 岩手県生まれ。2013年立教大学大学院文学研究科史学専攻博士課程後期課程満期退学。現在は、札幌大学女子短期大学部助教。専攻は、日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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軍縮地球市民shinshin さん
読了日:2018/07/17
ポニョ駅長 さん
読了日:2016/11/15
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