アウターQ 弱小Webマガジンの事件 双葉文庫

澤村伊智

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575526691
ISBN 10 : 457552669X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
追加情報
:
344p;15

内容詳細

癖者揃いの娯楽系ウェブマガジン『アウターQ』編集部。新人ライター湾沢陸男は、小学生の頃によく遊んだ公園の落書きを調査することに。最後に<露死獣>と書かれた意味不明なその落書きを、当時の子供たちは<露死獣の呪文>と呼び、解読しようと夢中になった。取材を進めるうち、湾沢は「二十歳までこの呪文を覚えていると<露死獣>に殺される」との説を唱えた旧友が亡くなっていたことを知り……。何重にも張り巡らされた呪文の謎が時を経て今、解き明かされる「笑う露死獣」を含む全七編を収録した傑作ミステリー連作短編集。

【著者紹介】
澤村伊智 : 1979年大阪府生まれ。2015年「ぼぎわん」(刊行時『ぼぎわんが、来る』に改題)で第22回日本ホラー小説大賞“大賞”を受賞し、デビュー。同作は『来る』のタイトルで映画化され話題に。17年『ずうのめ人形』が第30回山本周五郎賞候補に。19年「学校は死の匂い」で第72回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。20年『ファミリーランド』で第19回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO さん

    澤村さんの今までのホラーとはまるっきり異なる感じを受けました。あるウェブマガジンが様々な情報を集めていてそれについての詳細を探っていくことを依頼された記者が様々な事件に巻き込まれるということになります。7つの話があり、登場する人物も奇妙な人が多いのですが、最後にそこが明らかにもなります。最近の若い人向きな感じですが、私はやはり従来のシリーズの方が好みです。

  • えみ さん

    あー、これはアレだ。アレを起こしてアレして、そして落ち着くところがアレだったのか…。まさかこんな結末になろうとは誰が予想できた?最初はちょっとザラっとしたミステリィ要素を含んだお仕事小説なのかと思ったら、最後にドカンと大きな爆弾落されてやっと連作短編の全ての章にもっともっと深い意味があったことに気付く。アレが…そうかアレだったのか。と軽いショックを受ける。これは弱点だ、人の弱点と盲点を突いた「無自覚の凶行」そして「自覚ある復讐」の成れの果て。一夜にして人の人生を変えることができる怖さがヒタヒタと迫りくる。

  • sin さん

    (仮)スマホを操作しながら歩いていたらいきなり足をかけられて転ばされてしまったみたいな?…怪奇が絡むか絡まないのか微妙な匙加減でみせるコージーミステリーだと作者に乗せられてこっち側で楽しんでいたらあっち側に放り出されてしまったような…これは確かにミステリーだ、それも厭ミス?物語に共通する問いかけはマス・メディアの是非だったのだろうか?煽るマスコミ、乗る民衆、どちらにも共通するのは無責任の一言で、自己満足の憶測や欲求不満の解消の為の野次馬達が群がって気まぐれに他人を口撃する。人間の弱さの物語だろうか?

  • Kanonlicht さん

    webマガジンのライターを主人公に、取材の形で巷の謎の数々を解き明かしていく連作短編集。語り口はあくまでライトだけど、内容がオカルトめいていたり、多分にイヤミス要素が含まれるのはこの著者ならでは。各話それほど長くなく、それぞれ違った趣向が凝らされているので、一気に読める。やや力技的な展開もあるので、漫画やアニメにするとちょうどよさそうだと思ったら、やっぱりweb漫画化されてた。

  • 眠る山猫屋 さん

    ポップな表紙絵、軽妙なダイジェストに騙されてはいけない。作者は澤村伊智さんだよ〜、多分今の日本で一番怖い話を思いつく人だよ〜(⁠ ⁠≧⁠Д⁠≦⁠) 生真面目で誠実な主人公が、毎回、怪異っぽい出来事に体当たり取材をしていく連作集。いや、確かに怪異もあるんだけどさ・・・次第に人怖に集約していく展開に「これはイヤミスですか?」ってなる。いつでもタンクトップな先輩が和ましてくれていたのにな・・・。地底アイドルちゃんには、また何処かで会いたいな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

澤村伊智

1979年大阪府生まれ。幼少期より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂作品を敬愛する。2015年、『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉を受賞。巧妙な語り口と物語構成によって、選考委員から高評価を獲得した。19年、「学校は死の匂い」で第72回日本

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品