開高健名言辞典 漂えど沈まず 巨匠が愛した名句、警句、冗句200選

滝田誠一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093883009
ISBN 10 : 4093883009
フォーマット
出版社
発行年月
2013年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;20

内容詳細

目次 : 第1部 開高健が愛した名句・警句・冗句(朝露の一滴にも天と地が映っている/ 明日、世界が滅びるとしても今日、あなたは…/ “甘い”のが幼稚で、“ホロ苦い”のが幽雅…/ 哀れな開高です/ 生きた、書いた、ぶつかった ほか)/ 第2部 開高健が愛した「言葉」(阿堵物/ 雲古/ 戒語/ 海綿/ 仮死 ほか)

【著者紹介】
滝田誠一郎 : 1955年東京都生まれ。青山学院大学法学部卒。ノンフィクション作家として各界各分野の人物を主人公にしたヒューマン・ドキュメンタリー作品を執筆する一方、ジャーナリストとして雇用問題、人事問題等をテーマにした人材・執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • trazom さん

    仲野徹先生が絶賛されていたので手に取る。滝田誠一郎さんの編集が素晴らしい。その言葉が登場する開高作品の詳細な引用だけでなく、添えられる滝田さんの解説も秀逸。この一冊で見事な作家論になっている。AIやビックデータ解析で、多用した言葉の抽出が容易な時代になったが、本書は、ひたすら開高作品を読むに徹したアナログ作業の成果だという。それだから心に響くのかも。勿論、引用された言葉もいい:「風に訊け」「神与え給い、神奪い給う」「心はアマ、腕はプロ」「知恵の悲しみ」「漂えど沈まず」「月並みこそ黄金」「悠々として急げ」…

  • Sakie さん

    開高健のキレッキレの名言を堪能して元本を読む、という流れを期待して読み始めた本だったが、なんか違った。アナログで言葉を拾い集めたという著者の開高健読み込み度は凄い。しかしそれに対して打てば響くレベルで読み手が反応できないと、いや、少なくともその"名言"が書かれた背景をぼんやりとでも思い浮かべられないと、文章の一部であるところのそれはただの言葉でしかないのだ。あと、釣りネタと下ネタ多いからね、余計に文脈の中でないと引くよね。とりあえず「珠玉」を読み直すか、大量に電子化されているエッセイを読むかな。馬馬虎虎。

  • hirokikojima0721 さん

    開高健の名言集。27歳の若さで芥川賞を受賞し、若くして文体が確立されていたと言われる作家の言葉たち。中国からの影響やヨーロッパの偉大な作家達から拝借した言葉、ユーモア溢れる開高健の造語などがチョイスされていて面白い切り口の書物である。この本の著者である滝田誠一郎の開高健への想いと分析は見事でよほどの開高ファンではないだろうか。1度ではなく2度3度と読み返してしまいました。

  • 10416 さん

    著者の本は読んだことないんやけど、んー、深いなー。男はスケベでいいんやんなー笑。

  • Haruka Fukuhara さん

    面白い人だったんだなーと。ちょっと皮肉な物言いの印象があって苦手意識もあったけれど、本格的に読んでみてもいいと思った。

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