関ヶ原合戦は「作り話」だったのか 一次史料が語る天下分け目の真実 (PHP新書)

渡邊大門

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569843711
ISBN 10 : 4569843719
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
251p;18

内容詳細

激戦の末、裏切りで勝敗が決したとされる関ヶ原合戦は虚構だった? 一次史料をもとに最新研究が明らかにした天下分け目の真実とは。


豊臣秀吉の死後、天下を窺う最大の実力者・徳川家康。一方、石田三成は豊臣政権を守るため、上杉家の直江兼続とともに東西から家康を挟撃する策を練り、反家康の諸将を糾合する。かくして慶長五年(一六〇〇)九月十五日、美濃関ヶ原において東西両軍が激突する天下分け目の戦いが行われた……。

 関ヶ原合戦の経緯や戦いの様相は、小説やドラマなどで度々描かれ、よく知られている。が、それらの多くは後世に記された二次史料がもとであり、史実かどうかは疑わしい。本書は、同時代の一次史料をもとに関ヶ原合戦を再検証する。三成と兼続の東西挟撃策はあったのか。直江状の真偽は。小山評定は行われたのか。三成や大谷吉継は、なぜ決起したのか。毛利輝元の真意はどこにあったのか。小早川秀秋はいつ寝返ったのか。そして徳川家康は、最初から天下を狙っていたのか……。これまでの通説を完全に覆し、関ヶ原合戦の真実の姿を世に問う画期的な一冊である。

【著者紹介】
渡邊大門 : 歴史学者。1967年、神奈川県生まれ。関西学院大学文学部卒、佛教大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役。日本中世政治史専攻。戦国時代を中心に日本史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 金吾 さん

    通説と新説を紹介しています。著者の新説はほとんどありませんが、昨今出ている新説を上手くまとめているように感じました。一次資料イコール正しいわけではないので、まだまだいろいろな説を楽しめそうです。

  • 岡本 正行 さん

     日が経って、感想を書こうとすると、正確さはもちろん、内容すら思い出せない。もう一度、読むとすらすら出ては来ると思う。しかし、図書館で借りた本なので、手元にない、あると本だらけになってしまう。断捨離、本は、金もかかるし、読んでいるときは、いい。読み終わったあと、どうするか、いつも手元に置いておきたい本は、探して買う。それでまた読むかと言えば、そうでもない。困ったもんだ。さて、関ヶ原、岐阜県に行ったとき、途中下車して、レンタサイクルで主な場所を廻った。そんあに何万人もが待機できる場所ではない。松尾山も険しい

  • 六点 さん

    「関ケ原合戦シリーズ」と言うことで、関ヶ原合戦再評価本である。随分奇を衒ったタイトルであるが、タイトルとは異なり、『関ヶ原合戦研究あるいは織豊期末期研究の現況と展望』と称するのが相応しく手堅い本である。「ちょっと歴史に興味があるけどガチ研究書は敷居が高い」と思う読者が、研究の最前線の状況を、平易な表現でわかりやすく学ぶことができる良書といえる。しかし、関ケ原合戦に関わる研究者の間では、物凄く石田三成と毛利輝元に対する評価が別れているのだな、少しく苦笑するしか無い。これからの研究の進展が楽しみである。

  • 月をみるもの さん

    織田秀信が最初からじーちゃんのつくった岐阜城に籠城して、西軍が関ヶ原に後退せず、岐阜〜大垣ラインで戦ってたらどうなったのかな。。承久の乱では、このラインで戦って負けてるから、やっぱりダメか。。 https://www.city.kakamigahara.lg.jp/13720/28919/029160.html

  • niwanoagata さん

    わかっているようで、意外と謎の多い関ヶ原の戦いについての本。一次資料を駆使して読み解くと我々が認識していることが次々と覆る。小山評定、石田三成襲撃事件、メッケルの話、直江状などなど 個人的には小早川、吉川についての項目が面白かった。

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