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文庫光秀と信長 本能寺の変に黒幕はいたのか 草思社文庫

渡邊大門

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794224095
ISBN 10 : 4794224095
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

明智光秀は若い頃から仕官をすべく苦労を積み重ねたが、その能力の高さは、信長の下での活躍をみれば明らかだ。そして、光秀はまた長い苦労の中で老獪な手腕を身につけていた人物なのではないだろうか。教養豊かだが弱々しいという光秀像ではなく、力強く武略に長けた野心家という光秀像を描かないと、本能寺の変の理由に迫るのは難しい―。史料を縦横に駆使して信長、光秀の人物像を再構築し、今なお論争の絶えない本能寺の変の真因を探る!

目次 : 第1章 明智光秀とは何者か/ 第2章 信長の四国政策と光秀/ 第3章 織田権力の内情―信長と諸大名・家臣たち/ 第4章 十五代将軍の執念―足利義昭黒幕説の検証/ 第5章 天皇の立場―天皇・朝廷黒幕説の検証/ 第6章 本能寺の変とは何だったのか

【著者紹介】
渡邊大門 : 1967年、神奈川県生まれ。関西学院大学文学部卒業。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • niwanoagata

    2013年出版の本の文庫版なので仕方がないが、多少情報が古い点が見られる。 ただ、近著の明智光秀と本能寺の変よりかなり挑戦的な論が多く、面白かった。 ただ光秀が初めから信長に仕えていたという説は今ひとつ証拠が足りず、不十分だと思う。 四国説などへの反論は石谷文書が参照されてないのでここもまた不十分になる。 全体的には悪くはなかった。

  • スプリント

    信長と光秀それぞれの人物像と人間関係から本能寺の変の真相を探る。 答えがないテーマだけに諸説入り乱れているがどれも楽しめる。

  • すうさん

    明智光秀の本能寺の変について学術的に解釈されている。信長による四国政策の変更による怨恨、足利義明の陰謀説、天皇の陰謀説などことごとく打ち消した。結局二次資料や軍記物語の脚色を増幅して言われたもので、ドラマチックに解釈したい人間の性から生まれたのか。信長を討った後の光秀の不明瞭な行動などを考えると、無計画な単独行動だと思わざるを得ない。「歴史は人」なので行動した意味や意図を知りたくなる。人間は不合理な行動をするし、その時代の価値観はなかなか理解できない所もあるので、真実はそんなものかもしれないと感じた。

  • 2019年9月刊行。『麒麟がくる』の放送を前にした本能寺の変研究のおさらい本……と思いきや、2013年刊行の『信長政権』の改題文庫化でした。一次史料の不足から二次史料の記事に頼りがちな中世史研究ですが、本書の場合は一次史料の裏づけが取れない情報は採用せず、が基本姿勢。前半生の経歴が定かでない明智光秀、越前の朝倉義景に仕えていたことや足利義昭に仕える幕臣だったことまで否定されてしまうのでした。フィクションなどでよく知られた設定でも、史料の裏づけがないものが多いのね。歴史研究は難しいのであります。星4つ。

  • HaruNuevo

    記述に怪しさのある二次資料の使い方を徹底し、信のおける資料から信長と光秀の関係を洗い直していく姿勢は一貫しており、説得力がある。結局のところ、本能寺の変は、衝動的に後先考えずに光秀が起こしてしまった、という推論は、身もふたもなくて、でも真相はそんなところなんかもしれんねぇ、と感じた。 まあ明智の子孫が書いたトンデモ本なんかよりはよっぽど信の置ける一冊ではあった。

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