無影燈 上 集英社文庫

渡辺淳一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087468632
ISBN 10 : 4087468631
フォーマット
出版社
発行年月
2012年07月
日本
追加情報
:
416p;16

内容詳細

個人経営のオリエンタル病院で一勤務医として働く直江庸介。優秀な外科医でありながら、大学でのエリートの道をあっさり捨てて振り返らぬ、どこか影のある男だった。看護婦の倫子は、そんな直江に惹かれ、やがて深く愛するようになる。酒に溺れ、何人もの女性と関係を持ち続ける彼には、人には言えない秘密があった。孤高の医師と恋人との愛の物語を軸に病院内の人間模様を描いた傑作医療小説。

【著者紹介】
渡辺淳一 : 1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒業後、母校の整形外科講師となり、医療のかたわら小説を執筆。70年『光と影』で第63回直木賞受賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。97年に刊行された『失楽園』は大きな話題をよんだ。2003年には紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • カーミン さん

    久々の渡辺淳一作品。1971年頃書かれた医療小説だから、昨今の個人情報保護法もコンプライアンスもあったもんじゃないって感じだけど、それでも引き込まれてしまう。大学でのエリートの道をあっさり捨てて個人病院の勤務医となった直江。これからどういう展開になるのか。下巻が楽しみ。今月の400ページ本読了目標達成だ〜〜♪

  • どぶねずみ さん

    ドラマ『白い影』の原作だが、映像できないシーンはドラマではずいぶん変更されている。病院の現実はどんなものなのか謎が多いし、近頃は病院のミスで命を落とす患者が多いときが、この本を読むと少し謎に包まれた病院の実態がわかったような気になる。また、患者に重い病気であることを告知すべきかどうかは未だに問題とされているが、この本で医師の気持ちや、医者という立場から見た状況判断も読み取れるような気がした。

  • takehiro さん

    医師としての知識や技術は優れているようだけど、無愛想だしなんか偉そうな直江医師。寄ってくる女性たちが、、、下巻は修羅場な予感。

  • 小豆姫 さん

    これまた病棟本棚の一冊。ふつうなら手に取らないかな〜っと。『○○愛の劇場』往年の昼メロメロドラマといった感じ。登場人物の口調も素振りも、いちいち作りものめいてるんだけど。それでも先を急がせ読ませる確かな力がある。直江先生の正体やいかに❗️

  • yo-su- さん

    先にドラマを観た。田宮二郎が好きでとても気に入っている作品。この頃の女優さんは儚げで良い。

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