愛の流刑地 上 幻冬舎文庫

渡辺淳一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344410046
ISBN 10 : 4344410041
フォーマット
出版社
発行年月
2007年08月
日本
追加情報
:
16cm,454p

内容詳細

かつて一世を風靡した作家・村尾菊治は、旅先で女性編集者から彼の大ファンという人妻・入江冬香を紹介される。そのしなやかな容姿と控えめな性格に魅了された菊治。二人は狂おしく逢瀬を重ね、惹かれ合うが、貪欲に性愛の頂きへ昇りつめる冬香に、菊治は次第に不安を覚える。男女のエロスの深淵に肉薄し話題騒然となった問題作。待望の文庫化。

【著者紹介】
渡辺淳一 : 1933年北海道生まれ。医学博士。58年札幌医科大学医学部卒業後、母校の整形外科講師を務めるかたわら小説を執筆。作品は初期の医学を題材としたものから、歴史、伝記的小説、男と女の本質に迫る恋愛小説と多彩で、医学的な人間認識をもとに、華麗な現代ロマンを描く作家として常に文壇の第一線で活躍している。70年「光と影」で直木賞受賞。80年に「遠き落日」「長崎ロシア遊女館」で吉川英治文学賞、2003年には菊池寛賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • じいじ さん

    渡辺淳一は、これまで読まず嫌いできた人気作家の一人ですが、ミリオンセラーの『失楽園』を先日読了した勢いで『愛の流刑地』を読んでみた。感想は下巻で…。

  • おいしゃん さん

    失楽園同様、ひたすら不倫相手との情事が、繰り返し繰り返し描写される。失楽園は、男女ともに愛欲に溺れて行くさまが上手く書かれているなぁと面白く読めたが、こちらは古めかしい官能小説というイメージ時間持てなかった。ボリュームも多いし、下巻へ進むかは迷いどころ。

  • りょうこ さん

    なぜか突如として平井堅の哀歌が頭に浮かび..そーいや愛の流刑地の映画の主題歌だったなぁ..と思い出し。BOOKOFFでの買い物でなんとなく買って読んでみた。ごめんなさい。上巻はほぼ流し読みでした。下巻での何かしらの展開を期待します。上巻時点の率直な感想としてはこの作者大丈夫か?wwwいや、有名な作家さんなだけに、大丈夫か⁈なんですが。元々渡辺淳一さんに免疫なかったからそう感じたのかも。

  • カーミン さん

    日本経済新聞に掲載されたくらいだから、タダのエロではないと信じて読み始めた。性描写が多いけれど、そこは流れるようにすっ飛ばしてすぐに読了。かつての売れっ子作家であった菊治は、旅先で彼の大ファンだという冬香を紹介される。冬香は3人の子持ち主婦、菊治とて別居中の妻がいる。つまり2人はダブル不倫だった。そしてお決まりのように逢瀬を重ねるが、性愛に目覚め貪欲に求め始めた冬香に対して、菊治は次第に不安を覚える。お互い、責任が取れないのならば、不倫なんぞやめてしまえと言いたくなってしまう。それでは下巻へGO!

  • maimai さん

    妻と別れ子供も独立した作家の菊治はある女性編集者から人妻の冬香を紹介され二人は禁断の恋に落ちていきます。夫と子供を裏切り罪悪感に駆られるも菊治との愛に溺れていく冬香、これが最期の恋と知り冬香を激しく愛する菊治。二人の思いが重なり物語が進んでいきます。特に性描写は生々しかったです。罪悪感と快楽二つの思いが入り乱れる冬香の姿には妖しげな魅力がありました。後半がどうなるのか楽しみです笑

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