人は死ぬとき何を思うのか

渡辺和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569819297
ISBN 10 : 456981929X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
189p;19

内容詳細

命と向き合う達人たちが語る「後悔しない生」のかたちとは?

目次 : 死を超えて信仰とともに生きるには?(渡辺和子)(父の死に立ち会うことができた「天のめぐみ」/ 人は生まれた瞬間から、死に向かって旅を始める ほか)/ 死ぬとき人は何を思うのか?(大津秀一)(死を受け止めるまで心はどう動くのか/ 残された時間を有意義にしようと思う人は後悔が少ない ほか)/ 心安らかな「平穏死」を迎えるために(石飛幸三)(延命治療の限界、生かされている老人たち/ 口から食べられなくなったら、どうするか? ほか)/ 「五感」で死を受け止めると見えるもの(青木新門)(映画『おくりびと』と『納棺夫日記』/ 死の間際、絶縁状態だった叔父の口から「ありがとう」 ほか)/ “死に支度に向き合う”作法とは?(山折哲雄)(現代の日本人には死生観が欠落している/ 「生者」と「死者」とをつなぐ「きずな」をどう取り戻すか ほか)

【著者紹介】
渡辺和子 : 1927年、陸軍教育総監・渡辺錠太郎の次女として生まれる。1956年、ノートルダム修道女会に入りボストン・カレッジ大学院に学ぶ。ノートルダム清心女子大学(岡山)教授を経て、1990年3月まで同大学学長。現在、ノートルダム清心学園理事長

大津秀一 : 1976年生まれ。岐阜大学医学部卒業。日本最年少のホスピス医(当時)の一人として日本バプテスト病院ホスピスに勤務後、入院設備のある往診クリニック(在宅療養支援診療所)に勤務し、がん患者・非がん患者を問わない終末期医療を実践。2010年6月から東邦大学医療センター大森病院緩和ケアセンターに所属し、緩和ケアチームを運営している

石飛幸三 : 1935年生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。外科学教室に入局後、ドイツのフェルディナント・ザウアーブルッフ記念病院で血管外科医として勤務後、東京都済生会中央病院勤務。30年にわたって頚動脈内膜剥離術など血管外科の発展に寄与する一方、慶應義塾大学医学部兼任講師として血管外傷を講義。東京都済生会中央病院副院長を経て、2005年12月より特別養護老人ホーム・芦花ホーム常勤医

青木新門 : 1937年生まれ。早稲田大学中退後、富山市で飲食店「すからべ」を経営する傍ら文学を志す。吉村昭氏の推挙で『文学者』に短編小説「柿の炎」が載るが、店が倒産。1973年冠婚葬祭会社(現・オークス)に入社。専務取締役を経て、現在は顧問。1993年葬式の現場の体験を『納棺夫日記』として著しベストセラーとなり全国的に注目される

山折哲雄 : 1931年サンフランシスコ生まれ。東北大学文学部卒業。国立歴史民俗博物館教授、京都造形芸術大学大学院長、国際日本文化研究センター所長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • それいゆ さん

    渡辺和子さんは「父の最期に立ち会うことができたのは天のめぐみ」だと言われます。私は、この言葉は彼女の本心なのかどうか疑問です。実父の命が銃弾によって奪われた恐怖の瞬間は、脳裏に深く焼きついていることでしょう。七十数年も過ぎたので「天のめぐみ」だと考えられるようになったのでしょうか?そこに至るまでにどんな意識の変化があったのでしょうか?「襲ってきた軍人相手に逃げるのではなく、その場で死ぬことを選んだ父を誇りに思う」という言葉もまた、渡辺さんの今の立場から出てくるものなのかなと思ったりもしています。

  • パフちゃん@かのん変更 さん

    死について修道女、ホスピス医師、特別養護老人ホーム医師、納棺夫などが書いた文。もし余命が宣告されたら行きたいところに行き、食べたいものを食べる。やりたいことはやっておく。高齢によりもう食べられなくなったら、胃瘻や輸液はせずゼリー食などでエネルギーを補給し、自然に任せた方が苦しまずに死ねる。病院に運ばれると胃瘻や輸液などの処置をしないのは保護責任者遺棄等致死傷罪にあたる可能性があるので、いやでも延命治療をされてしまう。本人が延命治療は拒否と書いていても、家族が延命治療を希望することも多い。

  • ちゃんみー さん

    5人の方の死生観(人生観)が綴られています。渡辺さんと石飛さん以外は存じ上げておりませんでした。なぜだか死にまつわるものを2冊続けて読み、まだまだ頑張らなくっちゃ!と違うことを考えておりました。

  • いつでも母さん さん

    『死』について5人の著作集。それぞれがそれぞれの考えを分かりやすく読みやすく綴っている。死に方・迎え方は千差万別だが、『死』だけは貧富を超え時も場所も選ばず、老若男女生きとし生けるもの全てに『平等』にあるのだ。どんなに望んでも『死』を直面した時の気持ちはその時でなければ絵に描いた餅かと・・ただ自分の時を想像すると遺された家族が、葬送の諸々のことで疲弊しないように望むだけです。決して延命治療は希望しないから、既に充分幸せだから・・でも余されて憎まれて長生きしそうで怖いです(笑)

  • chi. さん

    「死を考える事ことは生を充実させること。」山折さんの死に支度〜を読んで、祖父の死を経験してから断捨離に目覚めたことを思い出しました。無意識のうちに死について考えていたのかも知れません。向き合えているかは分かりませんが、以前よりも深く考える事が増えました。そしてそれは、本書で述べられているように、生きることに繋がっているのだと思います。

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