ペンギンが教えてくれた物理のはなし 河出ブックス

渡辺佑基

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309624709
ISBN 10 : 4309624707
フォーマット
出版社
発行年月
2014年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
246p;19

内容詳細

クジラやペンギン、アザラシなどの潜水動物や、アホウドリやウといった飛翔動物をはじめ、野生動物たちの生活は人間の目に触れず、その生態は謎に包まれたままだった。そんな観察が難しい動物たちに超小型のカメラや記録計を取り付け、データから行動や生態を調査する研究手法を「バイオ(bio=生物)+ロギング(logging=記録)」と呼ぶ。本書ではバイオロギングが明らかにした野生動物の多様でダイナミックな動きから、背景にある物理メカニズムを読み解き、その進化的な意義に迫る―。

目次 : 第1章 渡る―ペンギンが解き明かした回遊の謎(「動物はどこに、何しに行くの?」/ ミズナギドリの終わらない夏 ほか)/ 第2章 泳ぐ―遊泳の技巧はサメに習う(マグロは時速一〇〇キロでは泳がない/ 薄気味悪いニシオンデンザメ ほか)/ 第3章 測る―先駆者が磨いた計測の技(バハマの悲劇/ 最初のひとしずく―生理学の巨人、ショランダー ほか)/ 第4章 潜る―潜水の極意はアザラシが知っていた(「ぺんぎんは、なんでもぐるのですか?」/ ダイビング界の雄、ウェッデルアザラシ ほか)/ 第5章 飛ぶ―アホウドリが語る飛翔の真実(離島での飛行百景/ 縦横無尽の機動性―グンカンドリ ほか)

【著者紹介】
渡辺佑基 : 1978年、岐阜県生まれ。国立極地研究所生物圏研究グループ助教。農学博士。東京大学大学院農学生命科学研究科修了。野生動物に小型の記録計を取り付ける「バイオロギング」と呼ばれる手法を用いて、魚類、海鳥、海生哺乳類の生態を研究している。2007年、東京大学総長賞受賞。2010年、南極観測隊に参加しペンギン目線のビデオ撮影に成功。研究論文は米国科学アカデミー紀要に掲載された。2011年、学術分野全般で優れた実績を積み上げた人に贈られる山崎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 小梅 さん

    マグロは時速100qとかで泳ぐって、言われてみたら水の抵抗があるのだから絶対に無理だよね。 著者は立川市にある国立極地研究所に所属していて、ご近所さん的な親近感を覚える。 オリオン書房というローカル書店が全国チェーンと信じて疑われず、隣接する国立市の影響で国立極地研究所さえクニタチと読まれてしまう…このくだりで笑ってしまった。

  • トムトム さん

    情報たっぷり!読むのに時間がかかってしまいました。バイオロギングでこんな事が分かったよ!というトリビアネタだけでなく、歴史やフィールド観察、ひらめき、人間関係など。興味深く読ませていただきました。

  • aya. さん

    ジェンツーペンギン特化かと思いきや、いろんな動物が出てくる。『生態学と物理学は、真逆の学問である』これからの未来が面白そう。集団バイオロギングや、小型化して昆虫につけるなど。

  • マリリン さん

    渡る・泳ぐ・測る・潜る・飛ぶ...が、各章のタイトル。鳥や鯨等の移動の様に惹かれたが、物理あっての観測。おおよそ縁遠い物理学に萌えた。ヨゴレという種名のサメが美しい模様を持つ記述等から著者のワクワク感が伝わってきた。バイオロギングの世界に入るきっかけとなった内藤泰彦氏、簡単にやってきた事を放棄できる軸がしっかりした生き方が良い。 課題図書は型にはめられた感が息苦しいイメージがあったが、本書を当時読んだら物理が好きになりましたと書くだろう。イントロは軽い、しかし中味は軽快なリズムを刻んでいて面白かった。

  • 林 一歩 さん

    こういった良書を学生時代に読むことで興味の対象が格段に広がると思う。娘に勧めた。

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