図説 伊能忠敬の地図をよむ ふくろうの本

渡辺一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309761534
ISBN 10 : 4309761534
フォーマット
出版社
発行年月
2010年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
136

内容詳細

伊能図の全貌を知る上での貴重な入門書、待望の改訂増補版。アメリカ議会図書館で大図模写図207枚が見つかるなど、初版以来10年間の数々の発見を増量して紹介する。地図ファン必見の1冊。

【著者紹介】
渡辺一郎 : 1929年、東京都生まれ。1949年、逓信省中央無線電信講習所(現・電気通信大学)卒。日本電信電話公社(現NTT)計画局員、データ通信本部(現NTTデータ)調査役などを経て、51才で退職。コビシ電機(株)副社長を10年間務めた後、1994年ごろから「伊能図と伊能忠敬の研究」に専念。1995年フランスで発見された伊能中図を佐原市へ里帰りさせた機会に「伊能忠敬研究会」を結成。伊能忠敬研究会代表理事。現在、名誉代表

鈴木純子 : 1939年、東京生まれ。お茶の水女子大学卒。国立国会図書館でおもに地図資料を担当する。専門資料部特別資料課長在任時に、気象庁図書館で伊能大図模写本43枚(現・国立国会図書館蔵)を発見。同館定年退職後、2006年まで相模女子大学講師(非常勤)。日本国際地図学会、(財)地図情報センター各評議員。伊能忠敬研究会理事・事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まーくん さん

    江戸から蝦夷地への第一次測量(1800年)は歩測で行われたが、第二次(本州東岸測量)以降は徹底して間縄(けんなわ)を張って行われた。第一次は”試用期間”であった。費用は忠敬の個人負担。だが実績を見た幕閣は驚き、待遇を上げる。第三次(奥羽・越後沿岸)では準幕府事業に昇格費用はほぼ100%公費負担に。経緯度決定のため要所要所で天測を行い、この旅では能代で日食を観測。第四次(東海・北陸)の測量が終了、尾張から敦賀以東の日本東半分沿海地図が完成、江戸城大広間で全図接続して第11代将軍徳川家斉の上覧に供された。

  • >< さん

    初版2010年。普段行かない書棚の前を歩いて、見つけた本。こんな本があるんだーと新発見。伊能さんが考えられた測定方法。読んでみたものの、ハテナが頭の中で点滅して終了。パラパラっと読み終えました(汗)この時代に、これだけ完成度の高い地図が描けるなんて、本当にすごい技術をお持ちだと思う。

  • Tadashi_N さん

    自分が調べたものだけ書き込む姿勢が良い。絵としても美しい。

  • bluemint さん

    数年前、東京国立博物館へ伊能忠敬の地図展を見に行った時購入して、以来積読状態だったもの。誰に頼まれたわけでもなく、最初は私費で測量を行っていた。それが幕府に目に止まり、地図は明治政府に引き継がれ、近代日本の基礎を築くものとなった。幕府に最終版を上呈したのは、既に忠敬も息子も亡く孫だった。正本は火災等で多くが失われ、残っているのはほとんどが副本や写しだが、それでもその正確さと美しさに驚く。伊能図が日本国作成の地図に置き換えられ姿を消したのは108年後の昭和4年だった。実際に見たけれど絵のような美しさだった。

  • Yasuko さん

    続く伊能忠敬ブーム。伊能忠敬の一生についてはかなり理解が深まってきたが、この本では1821年に完成した伊能図が関東震災で焼失、その後副本や模写図の行方を追うという部分が興味深い。1997年に気象庁で43枚もの模写図、フランスの個人別荘宅の屋根裏部屋で中図、2001年にはアメリカ議会図書館で207枚もの大図模写図が見つかったとのこと。その他見つかったものを合わせ、伊能図全体が揃ったらしく、この発見自体がもう一つのロマン溢れるストーリーだ。

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