格闘者ニーチェ 二つの探照燈 3 マンとハイデガー

清眞人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865783438
ISBN 10 : 4865783431
フォーマット
出版社
発行年月
2022年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
清眞人 ,  
追加情報
:
376p;22

内容詳細

20世紀を代表するドイツの知的巨人、トーマス・マンとマルティン・ハイデガー。二つの知性は、先行者ニーチェに何を見出し、何を問題としたのか?二人のニーチェとの闘いは、ニーチェ思想の根幹にかかわる優れて今日的課題を照射するとともに、二人の思想の問題性も炙り出す。21世紀、ますます重要性を増すニーチェ思想の核心を抉り出す。

目次 : 第1部 トーマス・マンとニーチェ(「芸術家気質と市民性との悲痛な対立」というマンの視点/ 「芸術家気質」とは?―アドリアンとなったニーチェ/ マンの「市民的ヒューマニズム」/ 「弁証法的弁神論」をめぐる議論/ 「人間的相互性」の欠如をめぐる苦悩とマゾヒズム/ 「ドイツ的なるもの」―講演集『ドイツとドイツ人』を軸に/ 「ドイツ的なるもの」と音楽/ 追補 マンへの不満)/ 第2部 ニーチェ主義者としてのハイデガー(ハイデガー論の難所―二つの「技術」概念の混同を如何に排せるか?/ ハイデガーにおける「権力への意志」と「意志への意志」との区別―手記草稿『形而上学の超克』から/ 『形而上学入門』における「技術techn〓e」/「詩作的思惟」/「暴力‐行為性」/ 講義録『ニーチェ』と『存在と時間』―「単独者」化された犯罪的意志という問題の環/ ニーチェにおける「存在」と「生成」の対立、それをめぐるハイデガーの議論―第2巻『自己格闘者ニーチェ』での拙論紹介も兼ねて/ 反政治性の政治性という逆説/ むすび)

【著者紹介】
清眞人 : 1949年生まれ、早稲田大学政経学部卒業、同大学院文学研究科哲学専攻・博士課程満期修了。元、近畿大学文芸学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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