鏡花と妖怪

清水潤

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787292476
ISBN 10 : 4787292471
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
346p;22

内容詳細

大正期から昭和期における泉鏡花のテクストを丁寧に読み解き、希代の妖怪作家・鏡花と現代の怪異怪談文化をも接続して、近現代日本の怪奇幻想の系譜を紡ぎ出す文学研究の臨界点。

目次 : 第1部 鏡花と妖怪(鏡花が描く妖怪像/ 恋愛劇と「大魔神」―「飛剣幻なり」の妖怪像 ほか)/ 第2部 水木しげると妖怪文化(マンガ化される「高野聖」―『水木しげるの泉鏡花伝』を読む/ 「妖怪ブーム」前夜の水木しげる ほか)/ 第3部 幻想・怪異・文学(自動車に乗る鼠―泉鏡花「半島一奇抄」が描き出す怪異/ 岡本綺堂の怪談 ほか)/ 第4部 鏡花を読む(「由縁の女」の小説手法/ 結末を持たない小説の読み方―「龍胆と撫子」論 ほか)

【著者紹介】
清水潤 : 1970年、岐阜県生まれ。東京都立大学大学院博士課程満期取得退学。博士(文学)。首都大学東京都市教養学部助教などを務める。専攻は日本近現代文学。特に泉鏡花研究に力を注いだ。2017年3月13日に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    国文学者の遺稿集。鏡花が専門なので、やはりそれが中心となっているが、水木しげるや国枝史郎、岡本綺堂についての論考もあり、そちらもまた一段と興味深かった。というか主に論じられている後期の鏡花の作品で読んでいるのは『山海評判記』くらいなので、大体のストーリーは付いているものの理解し難い部分が多々あるのである。自分の知識の無さが原因だけども。逆に知識にある部分は極めて面白いものばかり。鏡花における震災の影響や、水木しげる描く高野聖等堪らない。優れた評論を読むとどうしてもその触れられている元を読みたくなるなあ。

  • zatugei さん

    水木しげるの泉鏡花、高野聖論がおもしろい。

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