さよならの向う側’90s

清水晴木

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784867166628
ISBN 10 : 4867166626
フォーマット
発行年月
2024年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

人は亡くなった時、最後に一日だけ現世に戻って会いたい人に会える時間が与えられる。ただし、その中で会えるのは、あなたが死んだことをまだ知らない人だけ―。電話ボックス、カセットウォークマン、スーパーファミコン、2000年問題…。90年代の世相を背景に、新しい案内人が導く最後の再会とは!?

【著者紹介】
清水晴木 : 千葉県出身。2011年、函館イルミナシオン映画祭第15回シナリオ大賞で最終選考に残る。2015年、『海の見える花屋フルールの事件記―秋山瑠璃は恋をしない』(TO文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 昼寝ねこ さん

    「自分が死んだ後に24時間だけ会いたい人に会える。但し自分の死を知らない人にだけ」という設定の『さよならの向う側』シリーズ4作目は90年代が舞台。ウォークマン、カセット、公衆電話、スーファミ、テレホーダイ、ノストラダムス、米米クラブ。当時のヒット曲などその頃のアイテムが盛りだくさんで懐かしく思う人もいるかも。ストーリー自体は過去作に比べてアッサリ目で90年代にした必然性も感じられない。作者の90年代への愛情が希薄な気がして残念だった。死者が生者に会えるという設定も類似作品が沢山あってそろそろ食傷気味だ。

  • おしゃべりメガネ さん

    案内人がお届けする『さよなら』シリーズの今回の舞台は懐かしの90年代になります。自分が過ごした10代半ばから20代半ばのトキなので、まさしく青春ど真ん中で、楽しい思い出もちょっと哀しい思い出も色々とたくさんありますね。そんなステキな90年代を背景にいつものように案内人が対象者を次々と誘います。話の流れはこれまでの作品と同様ですが、なんせ本作は90年代ですから、懐かしのアイテム、キーワードが描写されています。電話ボックス、ポケベル、カセットウォークマン、スーパーファミコンなどなど、見事な90年代描写でした。

  • ポチ さん

    今回は90年代の話し。流行った曲、ゲーム機、公衆電話、ノストラダムスの予言などなど、こんな時代もありましたね、懐かしいなぁ。いつか俺も谷口さんと佐久間さんとマックスコーヒーを飲みたいなぁ。けど、思いっきり甘いんだよなぁ…。

  • ゆのん さん

    【シリーズ4作目】90年代の楽曲をタイトルにした5編とボーナストラック1編。タイトルになっている楽曲はどれも有名で、各物語とどのようにマッチしているかを考えながら読めて楽しかった。大切な人を亡くした側ではなく、亡くなった人側の大切な人への気持ちがとても優しく、ちょっぴり切ないところがとても気に入っているシリーズ。各話少しずつ繋がっていて、前の話の登場人物の現在が知れるのも良かった。マックスコーヒーのあの人も登場し、シリーズを読んでいる人には楽しさ、嬉しさ倍増。まだまだ続いて欲しいシリーズ。

  • sayuri さん

    「君がいるだけで」「Tomorrow never knows」「チェリー」「First Love」「ラストチャンス」5話の短編とボーナス・トラックで構成された連作短編集で『さよならの向う側』の新シリーズ。懐かしさがふんだんに詰まった本作。90年代にヒットした名曲の数々や、ウォークマン、カセットテープ、ファミコンなど、あの時代の世相が背景に描かれていることで、ノスタルジーに浸りながらの読書時間だった。そして今回も最後の再会シーンでは胸が一杯になる。人生一度きり、だからこそ後悔しない生き方をしたいと切に思う。

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人物・団体紹介

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清水晴木

1988年、千葉県生まれ。『海の見える花屋フルールの事件記』(TO文庫)で長編小説デビュー。『トクベツキューカ、はじめました!』(岩崎書店)で第七十二回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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