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背教者の肖像 ローマ皇帝ユリアヌスをめぐる言説の探究

添谷育志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779511868
ISBN 10 : 4779511860
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“背教者”を超える「何者か」であればこそ。賛否を超え語られ続ける理由。無数に描かれたユリアヌス像の交叉の先に「リベラル・アイロニスト」という生のスタイルが浮かぶ。

目次 : 第1章 ユリアヌスに誘われて(ユリアヌスとの再会/ 二〇世紀ギリシアへの旅)/ 第2章 二〇世紀初頭の日本、そしてヨーロッパへの旅(ユリアヌスってだれ?/ だれが『神々の死』を読んだのか?―メレシコーフスキイという謎/ 反転する『死者の書』―あるいは『死者の書』は『生=性者の書』だった/ ロマン主義者、ユリアヌス?/ 辻邦生『背教者ユリアヌス』とはなんだったのか?)/ 第3章 歴史を生みだすユリアヌス(歴史・物語・小説/ 辻『背教者ユリアヌス』とヴィダル『ユリアヌス―ある小説』との比較/ ユリアヌス帝の遺産―ギボンという男、『ローマ帝国衰亡史』という書物、啓蒙という精神風土)/ おわりに 「ポスト真実」の時代におけるリベラル・アイロニスト

【著者紹介】
添谷育志 : 1947年栃木県生まれ。東北大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。明治学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tamler

    ユリアヌス帝がどのように受容されてきたかを、辻邦夫の小説を中心にまとめたもの。全体的にユリアヌスについての散漫なアイデア・ノートという感じだが、注目ポイントは戦前日本におけるメレシコーフスキイ受容を扱っていること(『背教者ユリアヌス』に限定されているが)。当時の受容背景や書誌の整理など、邦語の研究が不足しているので貴重。日本では彼の「名前の表記さえ混乱をきわめている」という指摘はその通りすぎる。しかし、著者がそれほどメレシコーフスキイ本人に興味がなく、先行研究に依拠しすぎなところは感心せず。

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