瀟洒なる自然 わが山旅の記 ヤマケイ文庫

深田久弥

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784635049191
ISBN 10 : 4635049191
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
261p;15

内容詳細

『日本百名山』の著者、深田久弥の紀行・随想集。登場するのは下北半島の山、北上山地、越前の山、餓鬼・唐沢岳、奥大日岳、有明山、焼額山など、登山者の少ない静かな山ばかり。山の選択同様、紀行文の間に挿入された随想には、登山界を鋭く見つめる深田の批評的精神が読み取れて興味深い。山への思いを歯に衣着せぬ筆致で描いた随想集として、百名山ファン必読の一冊。

目次 : 山頂/ 春雨の山/ 行者ニンニク/ 山と日本武尊/ ピッケル/ 国見峠/ 安楽椅子の登山家/ 越前の山/ 山の小鳥たち/ 北上山地と陸中海岸〔ほか〕

【著者紹介】
深田久弥 : 1903(明治36)年3月11日、石川県江沼郡大聖寺町(現加賀市)に生まれる。第一高等学校をへて東京帝国大学文学部哲学科入学。高校・大学時代に丹沢、大菩薩、奥秩父、八ヶ岳、朝日連峰、尾瀬、薬師岳などに登る。その頃、「新思潮」ほかの同人誌に参加。東大在学中に出版の改造社入社、編集生活を送る。25歳のとき小説「実録武人鑑」を発表。文壇生活をつづけながら山登りは絶えることがなかった。1944年、陸軍少尉で中国戦線へ。1946年復員。戦後は、登山・探検関係を中心に執筆活動。1965(昭和40)年、『日本百名山』で、第16回読売文学賞(評論・伝記部門)を受賞。ヒマラヤ、シルクロード研究にも力を注ぎ、『ヒマラヤの高峰』『中央アジア探検史』の代表作がある。1971(昭和46)年3月21日、茅ヶ岳にて脳卒中で急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やっちゃん さん

    50年前に山の環境破壊、登山のスポーツ化を嘆く深田久弥。あなたが選定した百名山は今も大人気、山の開発は当時がピークで環境保全がすすんでる。ギアの進化によりスポーツ感覚の登山も可能になりました。昔は良かった的なエッセイですがたしかに羨ましい部分が多い。

  • Kママ さん

    ただ登頂することだけを目的とするのではなく、訪れた地域の歴史、文化に興味を持ち、先人たちの表現に思いを巡らす。'わが山旅'という言葉にも、登山だけでなく旅全体が目的となっていることが現れている。登山口まではできるだけ早く行こうとする今の登山は山旅とはいえないだろうと反省する。 表紙もきれいで本棚に並べたい本。

  • むずむず さん

    父が好きな「山」と我々が言う「山」に違いがあるのではないかと思った。公共交通機関が山奥まで開通していない時代で、登山口に辿り着くのも時間がかかっているが、登山人口も少なく、人工物が少なく、見渡せる景色が今とは随分違うだろうなと想像できる。手軽でおしゃれになった現在の登山の良いところもあるが、昔の良さはもうない。父の感想が聞いてみたい一冊。

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