午前三時のサヨナラゲーム

深水黎一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591154557
ISBN 10 : 4591154556
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
追加情報
:
230p;20

内容詳細

これは「野球ファン」を切り口に描かれた「人間」の物語。

【著者紹介】
深水黎一郎 : 1963年山形県生まれ。慶應義塾大学文学研究科後期博士課程修了。2007年『ウルチモ・トルッコ』でメフィスト賞を受賞しデビュー。同作は『最後のトリック』と改題文庫化され、ベストセラーとなる。10年『花窗玻璃』で本格ミステリ大賞候補、11年「人間の尊厳と八〇〇メートル」で日本推理作家協会賞受賞。14年『大〓(べし)見警部の事件簿』で再び本格ミステリ大賞候補、15年『ミステリー・アリーナ』で本格ミステリ・ベスト10第1位を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 🐾Yoko Omoto🐾 さん

    プロ野球ファンあるある満載の短編集。贔屓の球団がある、プロ野球そのものが好きという人には是非とも読んでみてほしい作品だが、興味のない人には雰囲気を掴みにくい作品かも。マイベストは、人生がプロ野球中心に回り過ぎて、日常生活の何もかもをつい野球に準えてしまう(これまた結構センスがいい(笑))男の行く末をシニカルに描いた「生涯徒爾一野球観戦居士」。野球用語もルールも全くわからない女子が、野球好きの彼氏相手にとんちんかんな質問を浴びせる「野球嫌い」は爆笑もの。やはりファンあってこそのプロ野球。虎よ今年こそ(笑)

  • しんたろー さん

    深水黎一郎さん初読み。好きなミステリを多く書かれている 方なのに不勉強で知らなかった。本作はミステリではなく、 野球好き人間のバカな部分を手を変え品を変え表現した短編 が9作。私は熱心なファンではないが、毎年プロ野球を130 試合以上は見聞きするので結構楽しめたが、野球を知らない 人には薦められない。それでも、野球バカ男の半生を描いた 『生涯徒爾一野球観戦居士』は笑いの中に切なさと愛を感じ たし、野球を判らない女が彼に変な質問をする『野球嫌い』 は大いに笑えた。今度はミステリ作も読んでみたい。

  • サム・ミイラ さん

    私も野球は好きだけどそんなの問題にならないくらい作者の熱狂的なファンぶりにたじろぐ一冊。第一話の表題作で男女の哀歓を切なく綴ったかと思えばいきなり大爆笑のコミカルな作品へと一転、もうそのマニアックさと相まってついてゆくのもひと苦労な怪作いや快作。作者はお馬鹿なファン心理を茶化しながらけれども一貫した選手と全野球ファンへの溢れる愛に笑いなぜか泣けてくるこれぞエンターテイメント!みたいな。ところで気の毒な阿倍黎史はもしかしてラジオ番組で有名なあのあべれいじ?もう何がなんだか分かりません(笑)

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    連作短編集?。野球ネタ満載で楽しかった。各章でヒイキが変わっているようなんですが(ヒイキ球団がない場合もあり)、9回までしかないのでそれならば延長12回で全球団網羅してほしかった。

  • みかん🍊 さん

    野球選手が主人公ではなく野球ファンの人々が主役、野球好きの彼氏にあれこれボケた質問する野球を知らない女性『野球嫌い』には笑った、対する何でも野球に例えてしまう、シーズン中は野球中継にくぎ付けの男性『生涯徒爾一野球観戦居士』、往年の名選手等も出てきて野球好きにはなかなか面白いが、嫌いな人はゲームの中継的な描写には退屈かも、ドラゴンズの選手はだいたい分かるけど、パリーグの選手は分からなかった、まさに野球ファンの実態、人生の縮図。

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人物・団体紹介

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深水黎一郎

1963年山形県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。同大学院後期博士課程単位取得退学(仏文学専攻)。在学中にフランス政府給費留学生としてフランスに留学。ブルゴーニュ大学修士号取得、パリ第12大学博士課程研究専門課程(DEA)修了。2007年に『ウルチモ・トルッコ』で第36回メフィスト賞を受賞しデビュー。

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