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王と后 小学館文庫

深山くのえ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094071245
ISBN 10 : 4094071245
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

神話に由来する八つの家が支配する国、千和。七十年前、突如都を離れた天羽家の強い力を必要とする七家は、新王即位のたび天羽の巫女から后を迎えるようになる。だが后とは名ばかり。天羽の巫女は人質とも言える立場で、後宮に軟禁されていた。このたび新王となった一嶺鳴矢の后となった天羽淡雪には、遠くの物事を見る力がある。自由のない暮らしの中、術で鳴矢を見た淡雪は、彼の意外な様子を見て驚く。鳴矢に興味を抱き始める淡雪だったが…。触れることはおろか話すことも許されない王と后。禁じられた恋と八家の謎を描く和風王宮ファンタジー!

【著者紹介】
深山くのえ : 神奈川県出身。2005年、『花色の戯れ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • はなりん

    和風ファンタジー。王と后でありながら、接触を禁じられている。后の淡雪は住まいの宮から月1回の神事以外は出る事もできない。そんな中、淡雪に一目惚れした王が、慣例を破って淡雪と交流しようと奮闘する様子が良き。淡雪も徐々に絆されていき、二人の距離が縮まっていく感じがドキドキワクワクする。周りの環境や力の事などすんなり行かなそうだけど、この王ならなんとかしてくれそうな気がする。

  • mariann

    これ好き〜!安定のくのえさんの平安もの。…をちょっと異世界風にしたファンタジー。単発かと思ったのにめっちゃ続くし!たっぷりの伏線と謎は中編にはなりそうな予感。楽しみだな〜♪

  • よっち

    神話に由来する八つの家が支配する国「千和」。突然都を去った天羽家から王の后と巫女を兼ねた女子を迎えて祭祀に関わらせる慣例で、新王・一嶺鳴矢の后に天羽淡雪が選ばれる和風ファンタジー。関係が悪化して都に送り込まれる天羽の娘は人質同然に後宮で軟禁されることが多い中、覚悟を決めてやってきた淡雪に優しく、ちゃんとした夫婦になりたいという鳴矢。快く思わないもの様々なしがらみもありそうですけど、淡雪との秘めやかで温かい交流があって、危機に颯爽と現れて救う鳴矢もなかなかカッコよくて、これは今後に期待せずにはいられません。

  • るぴん

    初読み作家さん。面白かった。一切自由のない人質も同然に輿入れした淡雪と、繋ぎの王として周囲から軽んじられている鳴矢。夫婦なのに自由に会えず、言葉も交わせない2人。表紙のイメージから、鳴矢は落ち着いた大人の男性なのかと思って読み始めたけれど、淡雪に一目惚れして思い悩んだり、淡雪の家に忍び込もうとしたり、意外に可愛い少年王といった感じだった。押しの強い鳴矢に絆されるように淡雪が心を開いていく過程が微笑ましい。天羽家が離脱した謎や、淡雪や鳴矢の力などまだまだわからないことだらけだし、続きが待ち遠しい。

  • ときわ

    表紙や題名から受ける印象とは全く違い、二人とも普通の人じゃん!異能は持ってるけど。王は王らしく、后は后らしく、あれ〜私は口うるさい側近か。お互い顔も見ず国のための結婚。それは形だけ、のはずが一目ぼれしちゃって、結婚してからの恋愛もの。昔何があって「天羽」だけが離れたのか?すごく知りたい。一冊で明かされるわけなかった。続きも読む。いつ出る?

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