文系のための統計学の教室

涌井良幸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784815601539
ISBN 10 : 4815601534
フォーマット
発行年月
2020年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
311p;22

内容詳細

【内容紹介】

最強の学問を身につけて、現代社会にあふれるデータを""宝の山""に変えよう!

「統計は大事ってよく聞くけど、文系人間の私には中学数学しか分からないし…」

本書はそんな悩みに応える、まったく新しい統計学の教科書です。
使うのは中学数学のみ。豊富な図解と楽しく学べる工夫が満載の本格入門書になっています。

統計は仕事と無縁に思えますが、実はExcelを使って色々なデータを分析することができます。
本書は実務でどう使うのかまで講義します。現代の武器である統計学を身につけて、世の中や市場の仕組みを分析しましょう。


【目次】

第0章 プロローグ
§0-1 統計学とはそもそも何なのか
§0-2 日常生活は統計だらけ
§0-3 仕事の多くは統計学
§0-4 統計学を学ぶと世界が変わる人生が変わる
§0-5 あなたは統計をとる人、それとも、見る人
§0-6 統計学を学ぶのに計算は不要です
§0-7 あなたの統計センスはどのくらい
〔記述統計学〕
第1章 昔ながらの統計学 ・・・ 資料の整理
§1-1 データこそが統計学の命
§1-2 データは実にいろいろ
§1-3 資料は表にまとめる
§1-4 表のグラフ化
§1-5 いろいろなグラフ
§1-6 分布の特徴を一つの数値で表す
§1-7 クラスの平均点はまさしく平均値
§1-8 分布のど真ん中がまさしく中央値
§1-9 最も多いデータが最頻値
§1-10 平均値・中央値・モードとグラフ
§1-11 分布の広がり具合を数値で表す
§1-12 統計学で最重要な分散
§1-13 分散の分身「標準偏差」は特に大事
§1-14 準化で同一規格
§1-15 あの偏差値も標準化
§1-16 人生の標準偏差・偏差値を求める
〔推測統計学〕
第2章 確率の考え ・・・・・ 推測統計学をささえる道具
§2-1 推測統計学は確率がベース
§2-2 ランダムな世界を見てみよう
§2-3 実感できる統計的確率
§2-4 頭で考える数学的確率
§2-5 確率変数というものに慣れておこう
§2-6 相対度数から確率分布へ
§2-7 確率変数の平均値、分散とは
§2-8 正規分布は確率分布の女王
§2-9 無作為抽出が推測統計学の命
§2-10 もどすかorもどさないか
§2-11 標本から生まれるいろいろな分布
§2-12 標本平均の分布は正規分布
第3章 統計的推定 ・・・ 一を聞いて十を知る
§3-1 統計的推定とは何か
§3-2 ズバリ一つの数値で言い当てる
§3-3 幅をもたせて言い当てる
§3-4 推定の公式を導いてみよう
§3-5 信頼度の意味を正しく理解しよう
§3-6 推定量には不偏性が欲しい
§3-7 変数だけど自由に変化できない
§3-8 100人のお小遣いから全体のを推定
§3-9 たった10人の身長から全体の身長を推定
§3-10 内閣の支持率を推定してみよう
§3-11 禁断の推定ごっこ
第4章 統計的検定 ・・・ 仮説に異を唱える
§4-1 統計的検定とは何か
§4-2 仮説のゴミ箱が棄却域
§4-3 うっかりミスとぼんやりミス
§4-4 検定の手順は機械的
§4-5 100人の身長をもとに母平均の検定
§4-6 10人のネット利用時間をもとに母平均の検定
§4-7 100人の喫煙率をもとに母比率の検定
§4-8 禁断の検定ごっこ
第5章 ベイズ統計 ・・・「2度あることは3度ある」を認める統計学
§5-1 確率をもっと柔軟に考えよう
§5-2 確率で使われる記号と用語
§5-3 大昔の牧師が考えたスゴイ定理
§5-4 経験で確率がゴロゴロ変わる
§5-5 ベイズ統計の身近な応用
〔多変量解析〕
第6章 データの関係を見つけ出す相関分析
§6-1 二つの変量の関係を表で視覚化
§6-2 二つの変量の関係を正負で判断
§6-3 相関の度合いを-1以上1以下で表す
§6-4 二つの変量の関係を表で視覚化
第7章 複数の資料から他の資料を予測する回帰分析
§7-1 伝費から売上高を予測する
§7-2 予測の精度は
§7-3 宣伝費と営業マンの数から売上高を予測する ・・・ 重回帰分析
§7-4 オーナー気分でチェーン店を分析
第8章 数量化理論 ・・・アンケートの分析に役立つ
§8-1 アンケートの分析に役立つ統計学
§8-2 肉や魚の好みから体重を説明する(数量化T類)
§8-3 肉や魚、スポーツの好みから草食系男子を説明する(数量化U類)
§8-4 クロス集計表を分析する(数量化V類)
§8-5 複雑なクロス集計表を分析する(コレスポンダンス分析)
§8-6 親密度をもとに関係の数量化(数量化W類)

〔付録〕
<付録1> ソルバー、分析ツールのインストール法
<付録2> ソルバーの使い方
<付録3> ピボットテーブルの使い方
<付録4> LINEST関数の使い方
<付録5> 〔遊び〕の解答(一部)
<付録6> いろいろな確率分布
<付録7> 順列と組み合わせ
<付録8> 試行の独立
<付録9> 中心極限定理を実感しよう
<付録10> 統計クイズの解答


【著者について】

涌井良幸(わくいよしゆき)
1950年、東京生まれ。東京教育大学(現・筑波大学)理学部数学科を卒業後、教職に就く。
現在、高校の数学教師を務めるかたわら、コンピュータを活用した教育法や統計学の研究を行っている。
おもな著書(共著)に『道具としてのフーリエ解析』『道具としてのベイズ統計』(日本実業出版社)、
『数的センスを磨く超速算術』(実務教育出版)、
『身のまわりのモノの技術』(中経出版)などがある。

涌井貞美(わくいさだみ)
1952年、東京生まれ。東京大学理学系研究科修士課程修了後、富士通に就職。その後、神奈川県立高等学校教員を経て、サイエンスライターとして独立。書籍や雑誌の執筆を中心に活動している。

【著者紹介】
涌井良幸 : 1950年、東京生まれ。東京教育大学(現・筑波大学)理学部数学科を卒業後、教職に就く。退職後はライターとして著作活動に専念

涌井貞美 : 1952年、東京生まれ。東京大学理学系研究科修士課程修了後、富士通に就職。その後、教職を経て、サイエンスライターとして独立。書籍や雑誌の執筆を中心に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Dangan Minica さん

    図書館で借りた。 統計を仕事で使う際、いろいろと勉強してきたが、いまいちきちんと理解ができていないのと薄々感じており、応用が利かない。そんな状況を打破したく、改めて優しい内容からきちんとやり直すにあたり、読んでみた。 数学があまり得意でない理系の私にとって、図も多くなかなかわかりやすい内容かと思います。 ただし少なくとも書いてある内容は理解できるかと思いますが、それをどこまで仕事で使いこなせるかは(成長できるか)は未知数。 ともあれ身に着けるには読み直しが必要なので手元に置くために買おうと思います。

  • Altria Alt さん

    区間推定等、相関係数等おさらいのため読む。ベイズの事後確率については経験から確率を見直す新しい分野でAIや疫学にもつながる面白い考えだと実感出来た。 分かり易い解説と問題演習で定着を図る。 たった2週間の読書、これからさらに一年間学習を続けて数理の基礎にも活かせるようにしたい。

  • Yo493 さん

    満足度:★★★☆☆ 文系数学アレルギーの僕が思い切って手にした一冊。このタイトルのおかげで勉強する気になったんだけど実際は数学を知らないと中身の10%もわからない。何度も挫折しかかり、読み終わるのに半年はかかったかな泣。でも統計の面白さはわかったので数学も勉強してみたくなりました。

  • Fumie Togo さん

    タイトルにだまされてはいけない…。内容としては統計学の定義を数式ではなく文言で表現、解説したものです。定義の解説に専念しており、その文脈やニュアンスには触れておらず、ひるがえって理系のための一冊にまとまっています。学生にはおすすめ。

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