聖徳太子と蘇我入鹿

海音寺潮五郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861828560
ISBN 10 : 4861828562
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
追加情報
:
264p;20

内容詳細

聖徳太子千四百年遠忌記念出版。稀代の歴史小説作家の遺作となった全集未収録長篇小説『聖徳太子』に、“悪人列伝”シリーズの劈頭を飾る「蘇我入鹿」を併録。海音寺古代史のオリジナル編集版。

【著者紹介】
海音寺潮五郎 : 1901〜1977。鹿児島県生まれ。國學院大學卒業後に中学校教諭となるが、1929年に「サンデー毎日」の懸賞小説に応募した「うたかた草紙」が入選、1932年にも「風雲」が入選したことで専業作家となる。1936年「天正女合戦」と「武道伝来記」で直木賞を受賞。戦後は歴史小説と平行して、丹念な史料調査で歴史の真実に迫る史伝の復権にも力を入れる。晩年は郷土の英雄の生涯をまとめる大長編史伝『西郷隆盛』に取り組むが、その死で未完となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • からかい上手の高木さんそっくりおじさん・寺 さん

    海音寺潮五郎は偉かった。井伏鱒二いわく「南方に徴用されたとき、大阪の連隊で宣誓式というのがあり、輸送指揮官が『貴様らの命は俺があずかった。ぐずぐず言うものは、ぶった斬るぞ』と、いきなり言ってみんな動揺してね。卒倒した人もいる。その時、『ぶった斬ってみろ』と言ったのが海音寺です。その指揮官は『あの中には非国民がいるから危ない』と言って輸送中、船室から出てきませんでしたね」との事。カッコいい!インテリも時にはこうでなくては✨✨✨。本書を読んでも、皇室を尊重してはいるが、蘇我氏が天皇だった事を否定しない。公正。

  • Shoji さん

    タイトル通り、聖徳太子と蘇我入鹿に関するお話です。小説というより、作者の一考察といった感じです。蘇我氏をかなりの悪者にしています。まあ、色んな考えがあるということで。はい、以上。

  • しーふぉ さん

    題名は聖徳太子と蘇我入鹿だが、蘇我馬子の方が存在感がある。古代史は謎が多い分、空想が広がります。

  • まえぞう さん

    この出版社は昔の作品を集めてまとめて出す本があるのですが、これもその一つです。黒岩さんの古代ものに馴染んだ者からは、解釈がいささかオーソドックスに見えますが、さすがに歴史小説の大家、うまくまとめられていると思います。

  • withyuko さん

    読みやすかった。タイトル蘇我入鹿となっているけど、蘇我馬子のほうが印象的だった。秦氏は、秦の始皇帝の子孫と言われているが、もしかしたら、秦ではなく大秦国だったとしたら、馬小屋で生まれたキリストのお話と厩戸皇子の名前の由来がつながるかもというお話も面白かった。東漢駒(やまとのあたいこま)を騙して殺してしまう馬子、残酷。遣隋使小野妹子が持って行った「日出処の……」文書、やはり、隋の煬帝にも衝撃的だったんでしょうね。聖徳太子は天才ですね。貴人は学問などしない時代に勉強し、馬子を刺激しない形で政治を変えていった。

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人物・団体紹介

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海音寺潮五郎

明治34年(1901年)鹿児島県に生まれる。國學院大学卒業後、中学教師を勤めながら、創作活動を始める。『天正女合戦』と『武道伝来記』で第三回直木賞を受賞。『平将門』は歴史小説の先駆けとなった記念碑的大作。史伝『西郷隆盛』がライフワークで絶筆、未完作となった。昭和52年(1977年)死去(本データはこ

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