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人間らしさとは何か 生きる意味をさぐる人類学講義(仮)河出新書

海部陽介

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309631486
ISBN 10 : 4309631487
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人間は、見かけこそ多様だが、中身はホモ・サピエンスというたった一つの種である。そして、ホモ・サピエンスほど、地球上のほぼすべての陸地に住み、支配している種は他にいない。そんな「異様な」我々は、いかにして「このような人間」になったのか?注目の人類進化学者が、「人間」が誕生するまでの道のりや、人間の特性の意味を探っていく科学的人間論の最先端を解説しながら、「なぜわかり合えないのか」ではなく、「なぜわかり合えるのか」から人間らしさをとらえなおし、人間として、どう生きていくべきか、追究する。

目次 : 第1章 人類が登場して地球はどう変わったか/ 第2章 ヒトとサルはどう違うのか/ 第3章 進化はどのように起こるか/ 第4章 地上を歩きはじめた最初の人類―700万〜140万年前/ 第5章 原人と旧人が問いかける人類にとっての脳―250万〜4万年前/ 第6章 わかってきたホモ・サピエンスの成り立ち/ 第7章 ホモ・サピエンスが多様であることの意味/ 第8章 改めて人間らしさを考える―私たちはなぜわかり合えるのか

【著者紹介】
海部陽介 : 1969年生まれ。東京大学総合研究博物館教授。人類進化学者。理学博士。約200万年におよぶアジアの人類史を研究。前職の国立科学博物館にてクラウドファンディングを成功させ「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」を実施。日本学術振興会賞、海洋立国推進功労者表彰などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Vakira

    太宰治さんの代表作に「人間失格」がある。ならば、合格するにはどうしたら?なんて思いながらこの本を手に取った。ん?ビンゴ!僕の大好きな生物学的観点から人類解剖。人類が裸に進化したわけ。コミュニケーションの発達と性淘汰でセックスアピールが加速、で裸になったというのが僕の持論でしたが、生物学的には違っておりました。知れてlucky〜 進化生物学はドーキングさんより腑に落ちる。ドーキングさんは神は不在と力説してますが、神はいるんです。自分の中に。善と悪、社会的秩序を守るためにはヒーローが必要。それが神。

  • あちゃくん

    何百万年というスパンで人類を捉えることができてよかったです。

  • 魚京童!

    ウィトゲンシュタインからの脱退ができない。真理を超えることができない。すべては42じゃないのか。そんなことを思って、お酒を飲み始める。それだけの話。なんだろうね。機械に任せようよ。機械が勝手に考えてくれるよ。そうしたら、人間は滅ぶんだ。個人としての生と、社会としての生。人はなぜ生きるのか。人間は存続する必要があるのか。個人で生きる。生きることができるようになった。いい社会になったと思う。そりゃーみんなコンクリートジャングルに閉じこもるよね。家から出る理由なんてないよね。なんで生きてるんだろうね。

  • 大先生

    良書。東大博物館教授による人類学講義録。本当に授業を受けているかのような感覚になります。【肌の色や体型など容姿の多様性はあるものの、ホモ・サピエンスは種としての歴史が浅いため遺伝的多様性は乏しい。我々現代人の祖先は同じ(アフリカ単一起源説)。住み着いた地域の環境(緯度等)によって肌の色は違うかもしれないが、同じ「人間らしさ」を持っている。人類史という壮大な物語を知り、「私たちはなぜ分かりあえるのか」と共通性に気づくことによって、違いを認める心の余裕を生み、人々の分断に歯止めをかけることができるのでは?】

  • ともブン

    なぜ分かり合えないのかではなく、なぜ分かり合えるのか。数多の種が地球上に存在するのになぜニンゲンはホモ・サピエンスというほぼ一種だけなのか。教科書で学んだ物事はどんどんと古くなっている。こうして近年の研究を気軽に読むことができるのは本当にありがたい。仮説とはいえ、発汗による運動能力の向上のため水から離れられなくなったこと。脳を発達させるかわりに妊娠期間を1年短縮させるなどリスクを取ったなど、貪欲とも思えるスピードで進化したなどとても興味深かった。長谷川眞理子氏の引用が多く、また読みたい本が増えた。

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