新 神風と悪党の世紀 神国日本の舞台裏 日本史史料研究会ブックス

海津一朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909658074
ISBN 10 : 4909658076
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;18

内容詳細

異国襲来と天変地異で、神威高揚はなぜ起こったのか?民衆から中世の風景を再現して動乱の政治史を描き、神の国の勃興する時代の空気を切り取った、名著の大幅増補改訂新版。

目次 : 第1章 異国の襲来/ 第2章 神国の誕生/ 第3章 悪党の烙印/ 第4章 徳政と伊勢神道/ 第5章 荘園社会の危機/ 第6章 後醍醐天皇の専制/ 終章 神国日本の行方/ 増補章 神国紀州の誕生―紀州御合戦物語

【著者紹介】
海津一朗 : 1959年、東京生まれ。東京学芸大学卒業、同大学院修士課程を経て、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程で単位取得。専攻は日本中世史。現在、和歌山大学教育学部教授(2013〜16年 観光学研究科博士課程兼任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • MUNEKAZ さん

    旧版は1995年の出版。元寇での異国調伏祈祷で高揚した「神国思想」を背景に、幕府の徳政を得た寺社勢力内の改革派が所領復活の実力行使を起こす。そして、それにより土地から追い出された人々は「悪党」というレッテルを貼られ、反抗勢力になっていく。鎌倉時代末期の混沌とした情勢を、キレの良い文章で描写する。また、このカオスの中で改革派と悪党を糾合できたところに、後醍醐帝の「倒幕」が成功した要因を見出している。著者は現在、和歌山大学観光学研究科の所属らしいが、増補した章で高野山の蛮行もしっかりと描き出している。

  • 六点 さん

    新であるからには、当然旧があり、1995年に刊行されている。当然ぬこ田はそれを読んでいたのだが、大幅に増補改訂され、より読みやすくなった。神風の後、神だの仏だのが其処らを彷徨いていた時代、神頼みした後に日本社会が自発的に起こした社会の、お礼参りによる社会の大変動をビビッドに描かれている。しかし、神仏興行は武士や本所に圧迫される寺社勢力にすれば逆転の機会だったのでは?と、あの頃の愚かな若者は愚かなまま年を取り斯様な感想を抱いた。しかしいつ日本は憲法が停止されたのかと、要らん感想も持つくらい世故長けてしまった

  • 眉毛ごもら さん

    元寇による祈祷で権威を上げ恩賞を得た寺社の所領復活やらアレヤコレヤで割食った人で反抗したのが悪党と呼ばれたんやというお話。所領復活のやり口が地上げ屋なんて目じゃないレベル。昔は寺社の土地だったから正当な取引で手に入れた土地もボッシュートな!根拠は言い伝え!(あやふや)というえげつなさ。権威は強いのだ。寺社内部での権力闘争もエグいエグい。暴れすぎて最終的に権威が地に落ちるところなんか諸行無常である。

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