上沼恵美子と姉の漫才。衣装もお洒落、歌もうまい、ものまねもうまい、もちろん面白い。

これぞ女流漫才の最高峰と言っても過言ではないでしょう。姉妹だからこその絶妙の間合いや掛け合い、そして何よりネタに織り交ぜられた替え歌の数々･･･でも歌が上手い！やはり大阪ラプソディーだけある!!

収録作品当時は二人ともまだ１０代。この映像を見れば上沼恵美子の話術のキレが天才的なものである事が分かるだろう。間違い無く面白いのだが、そのスゴさにうなってしまう自分がいる事に気付く。内容は迷いなく『１０点』。しかし収録時間が３０分強しかないのがなんとも残念。で、１点減点。

今や伝説の漫才コンビとなった海原千里万理。現在はソロで活躍している上沼恵美子の、その最高に油が乗っていたときのパフォーマンスがこのソフトで満喫できる。彼女独特の大阪弁による絶妙なボケ、姉の鋭い突っ込み、緊張感の伴った完璧な「間」。後世に残る、大阪ならではの笑いを堪能できる。