川中島合戦 戦略で分析する古戦史

海上知明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784562053582
ISBN 10 : 4562053585
フォーマット
出版社
発行年月
2016年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
334p;20

内容詳細

上杉謙信と武田信玄は、なぜ川中島で数万もの大軍を動員して死闘をくりひろげたのか。二大名将の秘術をつくした知略戦を、社会科学の目と地政学の視点と独自のバランス・オブ・パワーで分析した貴重な一冊。

目次 : 第1章 「川中島合戦」を分析するにあたって/ 第2章 川中島合戦にいたる経緯/ 第3章 川中島合戦の展開/ 第4章 永禄四年第四次川中島合戦前夜―大戦略と軍事戦略の布石/ 第5章 永禄四年第四次川中島合戦―戦略的段階/ 第6章 永禄四年第四次川中島合戦―戦略から戦術へ/ 第7章 永禄四年第四次川中島合戦後

【著者紹介】
海上知明 : 日本経済大学教授・NPO法人孫子経営塾理事。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はるわか さん

    【川中島の重要性】川中島を制するものは北陸道と中部地方を領有することで関東を制し、関東を制するものは東国を制し、東国を制するものは天下を制する。【謙信の戦略】殲滅戦。相手の心理を数手先まで読み罠を仕掛けておく。【信玄の戦略】慎重。謀攻。確実な領地獲得。【原因】謙信の義侠心と信玄の拡大要求の抵触。上洛と関東管領就任にょる謙信の力の拡大。桶狭間の戦い(今川氏弱体化)による三国同盟の綻び。東海地方(今川領)侵攻に切り替えられない信玄の慎重さ、北進継続。【永禄四年第四次川中島合戦】双方が殲滅戦を志向。決戦へ。

  • くらーく さん

    前半はかなりだるいです。第4章あたりから徐々に盛り上がって、クライマックスは第6章でしょうかね。 結果的には、第4次川中島の合戦は、どちらも殲滅を狙ったにもかかわらず失敗に終わったと。戦の勝敗だけなら謙信の勝ちですかね。本当に謙信や信玄がそう思って行動したかどうかは分かりませんけど、残された事実からはそうだったのかもねえ、と。 天才の謙信。戦の神ですね。一方、孫子の実践者信玄。超秀才って感じですかね。どちらもカリスマ的で、部下が死を厭わない組織を作ったと。 でも、時代の大局は読めなかったのですよね。残念。

  • せいや さん

    戦国最強と言われる上杉謙信と武田信玄が相まみえた川中島の戦い。東国のパワーバランスがこの戦いで固定されたという点で歴史の転換点だった。卓越した軍事戦略家の謙信と孫子の兵法に忠実で慎重な信玄という名将間の合戦を、東西の軍事家の理論・法則を丁寧に引用しつつ、実態が明らかになっていない合戦の真相を鋭く分析している。文献に加えて、社会学、地政学といった様々な視点から独自に分析した内容はとても興味深かった。第四次合戦の際、謙信が春日山城に二万を残したのは信玄に逆包囲をかけていた大戦略だったとは意外だった。

  • ScorpionsUFOMSG さん

    川中島合戦:戦略で分析する古戦史 #海上知明 #チャンネルくらら http://bit.ly/2lH6cz1 【流星光底、天を逸す】 〜川中島は辺境の縄張り争いに非ず!天下統一の準決勝だった永禄四年の死闘〜 #孫子 #武田信玄 #上杉謙信 #川中島の合戦

  • Kaz sato さん

    今年読んだ本で一番おもしろかった。とにかくおもしろい。大きく俯瞰しながら徐々にズームしていき合戦へと至る流れもわかりやすく、上杉方も武田方も相当調べられたと思われる充実の内容。「確実に」言えることはあの時代にあの辺りで上杉謙信と武田信玄が何度か戦った。ということを法則性や戦略・戦術から分析するという異色の一冊。天才の考えは凡人にはわからないという記述があるが、作者の見出した結論は一般の人にはスッとは受け入れられないかもしれない。しかしこうだったかもしれないと思わせる力がこの本にはある。現地へ行ってみたい。

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