ヴィーナス・メタモルフォーシス 国立西洋美術館『ウルビーノのヴィーナス展』講演録

浦一章

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784883032778
ISBN 10 : 4883032779
フォーマット
出版社
発行年月
2010年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,234p

内容詳細

ティツィアーノ作「ウルビーノのヴィーナス」。見る者を挑発する姿は、横たわる裸婦像の古典となった。この美女を結節点に、古代・ルネサンス・近代美術とイタリア文学の論者4人がヴィーナスの変容を多彩に語る。

【著者紹介】
浦一章 : 1959年富山県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は中世イタリア文学、中世南仏文学

芳賀京子 : 1968年大阪府生まれ。東北大学大学院文学研究科准教授。専門は古代ギリシア・ローマ美術史

三浦篤 : 1957年島根県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は十九世紀フランス美術史。日仏美術交流史

渡辺晋輔 : 1972年神奈川県生まれ。国立西洋美術館主任研究員。専門はイタリア美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ラウリスタ〜 さん

    第1章芳賀京子、第二章渡辺晋助が必読(第4章三浦篤はほぼマネ論)。芳賀は、古代ギリシャでは性欲の対象でしかなかった「横たわる裸婦」が、徐々に美と豊穣性、そしてローマでは母性までをも獲得していく過程を鮮やかに描き出す。女性の裸体はほとんど描かれてこなかったが、意外にも日本の春画的な娼婦の姿も古ギにあるのが面白い。渡辺はウルヴィーノのヴィーナスをめぐる、イコノロジー的解釈と、反イコノ的解釈の対立に注目。前者はネオプラトニズムの観点から図像解釈、後者は単なるポルノだと。その間をとり、祝婚画の社会的役割に注目する

  • dama さん

    神話画さん、美人画さん、イヤサ、肖像画…かどうかは扨おき、ティツィアーノはじめヴェネツィア派を見てると一寸だけ、フィレンツェをぶっ飛ばせ。という気分になるのだけど…彼女、現住所はウフィツィでしたね。嘘です。ぶっ飛ばさないで。

  • ヒイラギ さん

    表紙になっているところも素敵ですがナマで見てほしい。あの肌の質感の麗しさとかは印刷物とかだと難しいですよ。しかし「裸描く言い訳=古代」はどうなんだろう・・・あと沐浴中スザンヌ。

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