女が映画を作るとき 平凡社新書

浜野佐知

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582852585
ISBN 10 : 4582852580
フォーマット
出版社
発行年月
2005年01月
日本
追加情報
:
18cm,205p

内容詳細

映画の世界は男の世界か。ピンク映画300本を撮り、「第七官界彷徨−尾崎翠を探して」「百合祭」などの名作を撮り続けている女性映画監督が、世界の映画祭の友愛と女性の視点の映画作りを語る。

【著者紹介】
浜野佐知 : 1948年徳島県生まれ。高校時代に映画監督を志し、68年ピンク映画の業界に入る。70年監督デビュー、以来30余年にわたって300本を超える作品を製作、監督する。84年(株)旦々舎設立。自主製作映画『第七官界彷徨―尾崎翠を探して』(1998年)、『百合祭』(2001年)を発表。世界の女性映画祭、レズ&ゲイ映画祭と積極的に交流する。2000年第4回女性文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 岡本匠 さん

    中津の古本屋 ぷれこぐ堂で購入。著者の浜野佐知さんは映画監督。これまでピンク映画を300本監督された方とのこと。映画監督になりたいとの思いから、ピンク映画の世界へ飛び込み、数々の映画を監督として製作していく。しかし、日本の女性映画監督で最も本数が多いのは田中絹代の六本であると聞かされ、自分自身は映画監督には含まれていないという事に気付かされる。そして、自主制作で一般映画の「第七官界彷徨記 尾崎翠を訪ねて」を撮影するに至る。そして、その映画が大きな動きを生み出しいく...

  • yokmin さん

    30年かけて自分の夢を実現!

  • ネムル さん

    ピンク映画300本+『第七官界彷徨』と『百合祭』の自主制作という、映画を男の世界から開放する闘争記。ピンク映画で女優の体を即物的にドアップで撮るという手法のため、浜野佐知は男性監督の抱く「幻想の女」という鬱屈した妄想観念を破壊し、ピンク映画をダメにした三悪人に数えられたという、しかし同時に観客の人気を大いに集めた。なんと逆説的で痛烈なエピソードだ。

  • きつね さん

    快哉! 身一つで映画界に飛び込みガムシャラにピンク映画を300本以上撮り続けるなかで、自らの欲望と向き合い、やがてフェミニズムに出会ってそれを理論化していく浜野氏の真摯な探究の記録。付けたり世界各国の女性映画人へのインタビュー。 一念発起して自主製作の一般映画に選んだのは尾崎翠『第七官界彷徨』。尾崎翠研究の権威とバトルしてまで、尾崎の真の姿を描こうとする。 インタビュー記事によると、90年代、各国の女性映画祭はリブへのバックラッシュ(女が女をえこひいきして、逆差別だ!みたいな批判)に見舞われていたそうだ。

  • ybhkr さん

    尾崎翠の小説が好きでこおろぎ嬢を観に行ってから監督のファン。パンフレットにサインいただいたり、尾崎翠関連のイベントでの上映はかなり見ています。鳥取といえば桜庭一樹と尾崎翠、そして浜野佐知。AERAだったか婦人公論だったかでインタビューを読み、男社会で大変な思いをしたことを知りました。しかし、男がターゲットのエロスを売る仕事には今でもそれは付きまとうこと。なかなか難しい問題。女性に見てほしいソフトなAVはのれんの向こうではなく邦画コーナーに並ぶようになりましたが、先人のことを知ると頭下がります。

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人物・団体紹介

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浜野佐知

1948年徳島県生まれ。高校時代に映画監督を志し、1968年ピンク映画の業界へ。1971年監督デビュー。1985年旦々舎設立。以後、監督・プロデューサーを兼任し、300本を超える作品を発表。1998年から一般映画の制作・配給も手がける。2000年第4回女性文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当

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