小説渋沢栄一 上 幻冬舎文庫

津本陽

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344409125
ISBN 10 : 4344409124
フォーマット
出版社
発行年月
2007年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
16cm,422p

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読書メーターレビュー

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  • ジェンダー さん

    常に前向きに行動しているのはすごいと思う。さらに興味あることへの執着心とお金を無闇に使っているように見えるが、借りたお金はしっかり返す。返すのは当たり前ではあるけれどその当時は返してくれる人は稀だったと聞いたことがあります。義を重んじる人で一橋家に奉公しヨーロッパに行ったのが更なる転機だったように思います。特に日本が疲弊してたのもありこれからの日本がどうあるべきかというのを常に考えて視察していたと思います。そうでなけば日記にどういった物をみたのか詳細に書かないと思いますし、すごい几帳面な人です。

  • まつうら さん

    渋沢栄一のことに興味を持ち、城山三郎の「雄気堂々」を読んだのはもうかなり前のこと。その渋沢が、新一万円札となることに導かれ、本作を手に取った。前半は一橋家の家臣となってフランスへ洋行し、帰国後に大蔵省へ入るところ。このころの若き渋沢に感じるのは、どこまでもまっすぐで血気盛んな青年のイメージ。後年の穏やかで微笑みを絶やさない知識人の印象とはだいぶ違う。「雄気堂々」の渋沢は、一橋家に仕えるようになるころから、やんちゃをひそめて大人に成長していっていたが、本作の渋沢はずっとやんちゃなのが、なんとも興味深い。

  • koji さん

    大河ドラマ「青天を衝け」。毎週楽しみに観ています。一方時折筋が分からなくなるので、定評ある「津本陽」版で補完することにしました。本書は史実に忠実でドラマとの親和性も高いので読み応えがあります。津本陽「渋沢像」は、才はあるが小賢しくなく、好奇心旺盛であるが些事に囚われず、論ずるのを好むが持論を改めるのに憚ることなく、更に愛情細やかで胆が据わっています。しかし「将に将たる底しれなさを持つ」西郷隆盛・大久保利通からすると、渋沢にやや一段の低さを感じているようです。しかし渋沢の本領発揮はこれから。いざ下巻へ

  • mitsu44 さん

    大河も面白い渋沢栄一をより深く細かく描いた小説。幕末から明治維新後をよく読む志士や新撰組とは違った農民上がりの視点から観れるのも面白い。徳川昭武の隋員としてフランス留学し、維新政府に入ってからの活躍は凄まじい。上巻最後の井上馨の話もかなり興味深かったので、次は井上馨を読もうかなと思った。とはいえ下巻は続く

  • Totchang さん

    2024年度より一万円札の肖像画が使われる藤沢栄一。上巻だけでも波乱万丈。最後の徳川将軍を悪く書いていませんけど、彼のおかげで会津は大打撃を受けたのに、と思いながら読み進めました。2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」も楽しみです。

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人物・団体紹介

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津本陽

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、

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