葦舟、飛んだ

津島佑子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784620107622
ISBN 10 : 462010762X
フォーマット
出版社
発行年月
2011年01月
日本
追加情報
:
451p;20

内容詳細

道子の死をきっかけに、幼なじみの団塊世代の男女5人が再会。ともに小学校時代の謎を探るうち、身内の秘密や戦争時代の暗い影が浮き彫りになり…。時空を超え、多声で語られる魂の新たな挑戦作。

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読書メーターレビュー

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  • ゆみねこ さん

    スズメバチに刺されて亡くなった道子。その死をきっかけに集まった5人の幼なじみ。約50年ぶりに付き合いを再開し、小学校時代の謎を探る「報告ごっこ」をする。終戦後の混乱期に小学生だった彼らが辿る戦争の暗い影。人間の罪深さ、女性の持つ性(さが)の切なさ。今、このときに読んでおかなければと思えた作でした。

  • しんこい さん

    積読しているうちに作者が亡くなってしまいました。戦後世代も親は戦争体験しているし、戦争直後の生活は戦争抜きではありえなかった環境、戦争の影響は自分がまきこまれてはいない次の世代にも及んでいて、逃れられないと感じました。

  • oyasan さん

    新聞連載小説。それにつられて読んでみたけど、とても重たい、重たいお話でした。小学校の友人がスズメバチに刺されて死んだ。そんな連絡を受けて集まった小学校の同級生たち。ひょんなことから、Eメールで「報告会ごっこ」をすることに。そこで語られる内容とは・・・戦争に伴う虐殺、レイプ、孤児・・・・。人間という集団が集まったときの狂気と負のお話があつまって、とても重たい気持ちになり、なかなかページが進まないけど、これもまた戦争や社会の真実

  • amanon さん

    僕自身が直接した体験ではないけれど、戦後の混乱、その時代を生き抜いてきた人達の苦労、満州からの引き上げ(因みに父親は満州帰り)など、僕が幼少の頃、比較的身近に耳にした話と被るところがかなりあるため、何とも言えないノスタルジーを覚えた。また、僕自身本書の登場人物と同じく独り身であるため、還暦を過ぎても独身生活を送るその姿に少なからずシンパシーを抱くことに。とりわけ印象的だったのは、終盤でいきなり繰り広げられる笑子の父親のモノローグ。死を目前にした者とは思えないその饒舌さに生きることの重さを感じた。

  • kiho さん

    何かのきっかけがなければ、知られざる戦争の歴史はそのまま風化し、埋もれていく時代…その一端に、戦後の同時期を過ごした同級生とその家族が、それぞれ向き合っていく☆登場人物1人1人に人生の機敏があり、だからこそ皆、知らなかった過去を遡りたくなる。小説でありながら事実と向き合うドキュメントのよう…。

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