CD

Cells #2

波多野敦子

基本情報

カタログNo
:
TRL003
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

波多野敦子 6年ぶりとなるソロ・アルバム 『Cells #2』 完成!
Jim O'Rourke、Arnold Dreyblatt、A Winged Victory For The Sullen、MOCKEY、倉地久美夫、石橋英子らを支える気鋭の弦楽器奏者の最新ソロ作。
耳のなかの細胞がざわめく、ミクロとマクロをつむぐ音楽官能的にうごめく 、ひとり弦楽オーケストラ。

今作は、「細胞音楽」をコンセプトにした唯一無類の弦楽オーケストラ作品。
2010年頃、Jim O'Rourkeや周辺のミュージシャンたちとの出会いから音楽的な大きな影響とショックを受け、これまでの作曲法を1から探り直し、遂に独自の手法で制作を開始。幼少時から、例えばフジツボや粘菌、蟻の大群、蓮の実などの小さな穴や斑点などの集合体に強い執着と感動を覚えていた。いわゆる「トライポフォビア」の真逆の性癖を音楽表現に応用。2014年頃 「Cells」 シリーズとして制作をスタートさせた今作はその第一作。制作時に影響された音楽として、昨年初来日を果たしたArnold Dreyblattや武満徹、Michael Nymanなど。制作期間3年、総トラック40本を超えるストリングス超大作が2017年に完成。mixはJim O'Rourkeが、MasteringはOren Ambarchの作品にも多数参加しているJoe Taliaが担当。2018年冬には「Cells」シリーズ第2作を発表予定。

「cells」という作品を聴きながら、普段あまり考えない宇宙や細胞のことについて考えてみたい。
何故、普段あまり考えないのかというと、フラクタル構造や人体の不思議さなどは、普段の出来事や世の中の事件からあまりいい形でなく、そして、否応無く知らされるため、宇宙や人体の神秘のことを考えてうっとりなんかさせてくれないからである。
しかし、この作品を聴いて、少しはうっとりしていみてもいいのではないか、という気になってきた。

昔「ミクロの決死圏」というリチャードフライシャー監督の映画を見た事を思い出した。
アメリカが亡命させた科学者が負傷し、その開発を促すために医療チームをミクロ化させて内部から治療させるという話だ。
その医療チームの中には悪い奴もいれば、お色気たっぷりの助手もいて、通常の世界と同じ人間ドラマがミクロの世界でも繰り広げられるわけだけれども、一番感動するのは、涙に押し出されて眼球から脱出するところだ。

波多野さんの作品を聴いてこのラストシーンが頭の中を繰り返していた。
ちなみに遠藤周作のパロディではおならで脱出している。
しかし、細胞の様な不思議な世界の中で生きている不思議な細胞を抱えた人間が、何かに押し出されてこの世からおさらばするのであれば、液体かガスか。。まあおならも面白いけれど、涙の方がロマンがある。敦子さんの心の「洞窟」の「亀裂」に「浸透」したあらゆる出来事が音の向こう側で聴こえるようです。

石橋英子


(メーカー・インフォメーションより)

収録曲   

  • 01. cavern
  • 02. fissure
  • 03. Seep

ユーザーレビュー

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