銀燭集 澁澤龍彦泉鏡花セレクション

泉鏡花

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336065469
ISBN 10 : 4336065462
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
500p;24

内容詳細

至高の審美眼が選りすぐった天上界の作家の神品の数々。美の司祭四人の饗宴。『龍潭譚』『黒百合』『海神別荘』『幻往来』ほか、全11篇。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    以前から読みたくて図書館に予約していましたが、コロナ禍と本書が高額(1万円弱)の割に予約が少ないため、図書館が直ぐ購入しないということもあり、漸く読めました。本来であれば、第一巻からが良かったのですが、第二巻からスタートです。オススメは「龍潭譚」&「黒百合」&「薬草取」です。続いて第三巻もしくは第一巻へ。全四巻完読予定です。 https://www.kokusho.co.jp/np/result.html?ser_id=201

  • NAO さん

    11の作品のうち、既読4編。『さゝ蟹』腕が良かった彫刻師の叔父は加賀藩細工方の流れをくむ彫金師だった父親、お京は母親がモデルだといわれている。『蠅を憎む記』幼児の口元に執拗にまとわりつく蠅の描写があまりにも繊細過ぎて少し寒気を覚える。「あゝ、姉が居なければ、少くとも煩つたろう」とは、言い得て妙。『髯題目』人気絶頂の間は羽振りが良くとも、下級民と蔑まれている芸人。江戸から明治に変わり、それは益々顕著になる。元女芸人の意地をこめた意趣返しはあまりにも悲しいが、鏡花の芸人への思いが溢れている。⇒

  • ぐうぐう さん

    アンソロジー『暗黒のメルヘン』で澁澤龍彦が冒頭に配置した「龍潭譚」、三島由紀夫が絶賛したとされるロマン主義的「黒百合」、現在では坂東玉三郎の舞台化で有名となった戯曲「海神別荘」(読むと、玉三郎が舞台化したくなった理由がわかる)など、名作揃いの『泉鏡花セレクション』第2巻。前巻を読んだ時にも実感したことだが、鏡花は現実と幻の境界を曖昧にすることで起こる効果について、誰よりも理解していたのだなと納得させられる。(つづく)

  • 千景 さん

    図書館で借りました…(本当は欲しかったけど…!)何から何までが贅沢なこの本。最高。知ってる作品が海神別荘だけだったので、他の話はどうなんだろうとドキドキしながら読みました。薬草取や玄武朱雀は特にお気に入りかも……。 沼夫人も良い……あぁもう、全部好き。東雅夫さんの月報も読めました。山尾悠子さんの解説も素晴らしい。小村雪岱の装丁で泉鏡花を読める幸せよ。国書刊行会さん、ありがとうございます。

  • おかだん さん

    鏡花の豪華集、最後の四冊目。最初は中々言葉に乗り切れず苦労したが、今となってはもう中毒。他にも読みたい欲が湧く。凄まじいほどの美意識、個人的にはジャン・ジュネと洋和両雄だわと感じ入りました。おまけに載せられた「薬草取」は花の香と色にむせかえる様。芍薬や桜、桔梗が同時に花開く事などあり得ないのだから、正にこれは鏡花の夢幻の極み。儚く消える夢の女も懐かしく美しい母もただ舞い散る花の如く。

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人物・団体紹介

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泉鏡花

1873(明治6)年〜1939(昭和14)年、小説家。石川県金沢市下新町出身。15歳のとき、尾崎紅葉『二人比丘尼色懺悔』に衝撃を受け、17歳で師事。1893年、京都日出新聞にてデビュー作『冠彌左衛門』を連載。1894年、父が逝去したことで経済的援助がなくなり、文筆一本で生計を立てる決意をし、『予備兵

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